- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087602098
感想・レビュー・書評
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『鏡の中の少女』とあわせてどうぞ。摂食障害を題材にした作品は数あれど、描写の丁寧さと専門知識が土台にあり、一読の価値ありです。ドラマらしいキレイなオチはありません。その事が読み手に、現実の深さをより一層思い知らせる。人生は映画ではない、終わりの無い旅なのだと。
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『鏡の中の少女』の続編。フランチェスカ(拒食症になった時に付けた名前はケサ)が退院するところから物語は始まる。太りたくないのに強制的に管で1日2000kcalの栄養を摂取させられるが、次第に自分の体重をコントロールするという思いは遠ざかり始める。ついた脂肪を筋肉に代えようと体操クラブに入るがそこで出逢ったディアドレは過食嘔吐を繰り返す少女だった。自分を見ているようなディアドレは死に、ケサは酷くショックを受ける。女性になる恐怖、自分の居場所を求め、男の子が怖いと感じている心が少しづつ再生していく物語。
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この本の主人公は、拒食症にかかり、
それを超えていこうとする少女です。
病気になりながら、気付きを得て、
回復に近づいていく話です。
作者自体が、この病気の治療をしている人だからだと
思いますが、非常に、生きにくさを感じている人の
気持ち、考え方、客観的な様子をリアルに描いているのではないか、と思いました。
この本を最初読んだときに、あまりピンとこないことが
多かったのですが、何年後かに読んだときに、
突然、理解できて、目から鱗が落ちるような気持ちになりました。
ですので、読んでみて、あれ??と思っても、時間がたってから
また読んでみることをお勧めします。 -
「鏡の中の少女」の続編。思春期の頃の摂食障害を完治することは、非常に難しい。
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(メモ:高等部2年のときに読了。)
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『鏡の中の少女』の続編です。
本当の自分自身を受け容れること、人生を受け容れることについて、物語として読める本です。 -
拒食症の女の子のお話。
色々と衝撃だった。 -
「鏡の中の少女」の続編。摂食障害、拒食症の話。Happy Endingなのが少し気に食わない。こんなにうまくいくもんなの?自分自身摂食障害なので少し否定的。でも心のわずかなゆれや変化などが凄く伝わってきた。