- Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087606577
感想・レビュー・書評
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幼い娘と二人で暮らすオナーの家に、怪我を負ったコバーンがやって来た。7人の命を奪ったその殺人犯は、亡くなった夫が「何か」を隠しているという。それが何か分からないまま命を狙われ3人の逃避行が始まる。夫の潔白を晴らすために行動を共にすると決めたオナーは徐々にコバーンに信頼を寄せていく。そしてコバーンも、殺伐とした人生で初めて子供との交流や愛する事を体験し、後悔し死を恐れる事を知る。ラストの空港でのシーンでは、彼のオナーやエミリーへの想いに泣きそうになった。もっと2人のその後を書いて欲しかった。誰が敵か分からず、誰にも助けを求められない中、ひたすら真相を突き止めていくサスペンスにも夢中になった!初サンドラ・ブラウン最高!
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警官の夫を事故で亡くしたオナーは一人娘と暮らしていた。
ある夜、庭に倒れていた男を助けたのだが、男は大量殺人事件の容疑者だった。
男は、オナーの夫が残した何かの手がかりを探していた。
サンドラ・ブラウンなので、お察しww
警察の捜査とか、動きとかを綿密に描いていたので、ちょっと作風変わった?って思ったけど、最終的にサンドラ・ブラウン。
でも、手掛かりがなかなか見つからなくて、っていうそれのありかとか、ラスボスだろうとおもってた人が、…だったりとか、読者に肩透かしくらったでしょ、ってほくそえんでいる感じ。
相変わらず、男が恰好いいよね。
あ、でも最後のところが、今までとはちょっと違うかな。
愛に生きるのに、女であろうが、男であろうが、関係ないのです。 -
庭に倒れていた男、リー・コバーンを助けたオナー。しかし、彼は前夜に起きた大量殺人事件の容疑者だった。
彼がオナー母娘の家に来たのは偶然ではなく、オナーの“事故死”した警察官の夫が残した“裏社会に関する何か”を手に入れるためだった。
だが、家捜ししても“何か”は見つからず、オナーは夫の潔白を証明するため、娘の安全のため、コバーンと行動を共にするが―
追跡は正義の助け手か裏社会の殺し屋か。
コバーンの正体は、“何か”は何処に、犯罪指令者のブックキーパーとは?
ハッピーエンドに決まってるテンプレ展開なラヴサスペンスが読みたいな-と、手に取ってみたけど、想像以上にハードな内容でした。
誰が黒幕なのか、味方なのか敵なのか、物凄い疑心暗鬼になってハラハラしたよ-
ジャニスは本当に有能だったのに…道を誤って、惜しい。
ディエゴとイソベルも悲しい…
オナーの周りには鬱陶しいくらい押し気味だけど、頼りになる人が多くて良いね-特に親友・トリとの絶対的信頼が。
思ってたより凄惨な事件モノでしたがスリリングで面白かったです -
サンドラ・ブラウンのサスペンスってことです。
メインはやっぱりロマンスなんですよね。