その先は想像しろ (集英社文庫)

  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087607239

作品紹介・あらすじ

人気バンドのボーカルが失踪した。メディアが大々的に扱う裏で見え隠れするのは金と暴力に満ちた世界だった──。小さな行動が思いもよらない事件に結びつく期待のフレンチミステリ。(解説/
野崎 歓)

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーといえるかどうか、不明。しかし、様々な人間関係が記述されていて、最後まで読んでしまう。

  • 長いこと読みたい本リストの中で眠らせておいたので、何をきっかけに読もうと思ったのか忘れてしまった。

    ストーリーの先が気になって、電車でおりたかった駅を二度も乗り越してしまった。
    何にこんなにひきこまれたのだろうな。

    読み始めはチンピラが出てくるし、死体の話も出てくるし、で(うわ、苦手な展開だ)と思ったものの、
    ニノに語りかけたラルフの言葉がすごくよくて、印象深かったし、終盤近くのニノとシマールとのやりとりもよくて、嫌悪感をもよおすすれすれのところで、なんだかおもしろそうな展開になり…で最後まで楽しく読めてしまった。

    先にどんな展開になるか展開のあいまに差し込んであり、流れは明かされつつも、細部が明かされるのはまたあとで…とCMを挟まれたTV番組のような感じ。

  • 人生を変えるトリガーは思わぬところで引かれる。

  • ミステリというより「おはなし」と呼びたい。昨今とんとお目にかかることのなくなった、人生そのもののような、とても素敵でとてもよくできた「おはなし」。基本的なストーリーは「風が吹けば桶屋が儲かる」形式で、しまいにはちょっとうまくいきすぎやろ、と軽くつっこみたくなるくらい緻密に組み立てられている。
    殺伐や猟奇や裏切りやどんでん返しという名の「心臓破り」が横溢する現代ミステリにどっぷりはまっている方も、それにちょっぴり食傷気味の方も、ぜひ本書を手に取って、帯の惹句やあらすじにひるむことなく読んでみていただきたい。とてもいい「おはなし」を読んだと満足できる、その点は保証する。

    ただひとつ。この「おはなし」は「ハッピーエンド」風にまとまっているが、実のところそうでもない。少なくとも、カレーの低所得者用団地の界隈には、とてもそれどころではない空気がわだかまっていることだろう。
    著者はけっして、一筋縄でいく「タマ」ではない。本作でもラルフの人物造型などに見て取れるそれがひとたび火を噴けば、本作とは真逆の超絶鬱ストーリーをものすこともできるだろう。そういった底知れなさも込みで、この人の他作を追いかけてみたいと思った。

    2016/11/4〜11/5読了

  • フレンチミステリ。
    描写が長く読みにくい。合わない。

  • なんやかんやみんなかっこええな〜男は筋通すべし。

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