放課後ひとり同盟

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 171
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087711424

感想・レビュー・書評

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  • 子どもに勧められて。
    連載短編。
    登場する人はみんなちょっと個性的だけど、どこか共感できる部分もあり。周りにいたら面倒なタイプだけど、読む分には楽しいという感じでした。

  • ちょっとしたことで人に救われることがある。それに気づかせてくれた。完全に解決せず、それでいて爽やかな終わりかたが好き。図書館の中学生向きのコーナーにあったが、大人が読んでも楽しめると思った。

  • 全5話の短編集なのだけれど、それぞれの話が少しずつ繋がっている。
    小嶋陽太郎さんの小説を読むといつも思うのですが、文章がまわりくどく感じる反面リズミカルでとても読みやすい。私はそれがすごく好きです。
    読んでいて苦しくなる内容もあるのですが、最後には救いの光が見えるような話でした。読み終わって温かい気持ちになれるような。

  • 傷ついて、悩んで、死にたくなる。
    誰にも理解されないんじゃないかと思うとまた絶望する。
    だけど思いがけないところから、勇気や優しさや希望となる言葉や味方たちは飛んでくるんだなと思った。
    ありがとう、大好きだ!
    原田のその後が知りたい。

  • いい話というのじゃないけど、どの話も好きだなぁと本を閉じたときに思った。
    『僕とじょうぎとぐるぐると』は、なんで最後にこんな少年の話なのかと訝しんでいたが、読んでみると癒されたような救われたようなスッキリした気持ちがした。

  • 「ストーリーテラー」が切なくて良かったです。

  • こういう、オムニバスに見せかけて実はどこかで繋がっている系のお話が好きな私には、とっても良かった。

    それぞれが持つコンプレックスや「くさくさ」した部分がなんともリアルで 上手く想像できる分、辛いところもあった。それでもオチはちょっぴり爽やかで、彼らにも良い風が吹き抜けてくれると良いなと思った。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 表紙を見て、
    スポーツ系の話かと思いきや、
    現代社会の話題を取り込んだ作品だった。

    もし、皆の周りにこういう子がいたら?
    どうする?
    どう接する?
    と、問いかけられている気分。

  • YA世代に読んでほしい作品だった。
    家庭が問題を抱えている子、LGBT の子等々。
    みんな、仲間はほしい。でも心をさらけ出すことは中々難しい。
    相手を間違えると立ち上がれなくなるのかもしれない。
    だからみんなが放課後ひとり同盟なんだね。
    何処かで繋がれるといいなあ。
    ちょっとずれるけど「吠えるな」のトイプーと思われる犬がいい。本能で人を見分けているね。飼い主の強い見方だ。

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著者プロフィール

1991年長野県生まれ。信州大学人文学部中退。2014年『気障でけっこうです』で第16回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。他の著書に『今夜、きみは火星にもどる』『おとめの流儀。』『こちら文学少女になります』『ぼくのとなりにきみ』『ぼくらはその日まで』『悲しい話は終わりにしよう』『放課後ひとり同盟』『友情だねって感動してよ』がある。

「2019年 『行きたくない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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