- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087711929
感想・レビュー・書評
-
いろいろな「ごめん」。
個人的には第8話 「うさぎが転んだ」が好き。
里村くんが 大好きな車に「ごめん」と言うところ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なぜか疲れる本だった。
全体的にすっきりするオチじゃないからかな。
面白かった気はするんだけど。 -
「ひとり道」「いつも俺から」「甘いママ」「いけない奥さん」「かすがい」「電話家族」
「ナニサマ」「うさぎが転んだ」「小言幸兵衛 」「ハッピーエンド」「しゃぼん玉」
ごめん。をキーワードにした11話収録の連作短編集。
ノンフィクションの様なリアルさに何度も頷き共感しまくり。
『ごめん』を使うシチュエーションも様々で面白いが同じ言語を使いながら全く噛み合わない人々の心理描写が秀逸。
特にセクハラ上司・杉田の家族に対する『ごめん』や態度には怒りを通り越して呆れウンザリさせられる。
登場人物の中の誰かにきっと共感出来るはず。 -
よかった。
加藤元さん、良かったよー。
好きだこの本。
身体があったかくなる感じ。 -
妻の気持ちを本当にわかっていないごめん。
弱い立場に向けられる理不尽な人に対するごめん。
恋人未満の女性に見栄を張ってしまったごめん。
幼い息子のやんちゃに対して謝る母親、しかる母親に泣きながら謝る息子のごめん。
夫以外に対する男性に対する浮気心をもつ妻に対し、夫も後輩の女子にまんざらではなかった時のごめん
必ずしも人が好きではなく、対人関係が不器用な人たちのストーリー
ごめんのタイトルからもう少し重い暗い空気を想像したがすかっとする、爽やかな場面もあり
読後感は良い。 -
「ごめん」「すみません」‥
人間関係を円滑にしてくれる枕詞化しているような気がしている。
本書はその「ごめん」にまつわる11話の短編集。
その中で登場人物がそれぞれ絡まり合っていく。
私は7話が好み♪
でも、さわやか馬鹿は手に負えない( ̄^ ̄) -
ごめん、なんて無意識に言ってそうな言葉だよな。謝罪の気持ちだけれど、枕詞になっているときもあるかもなぁ。
出てくる人たちが、すごく現実味があっていや〜な感じだった。その後も気付かないし直らないところがまたリアル。人から見た自分と、自分が思う自分は違うから、どちらが正しいとかではないのかもしれないけれど、心からのごめん、すみませんは人と関わっていく上で必要だよなぁ。 -
とても良かった。
特に第十話ハッピーエンド
沁みた。