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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087712605
感想・レビュー・書評
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南方熊楠の研究者だったのか?〜19世紀末のロンドンに暮らす南方熊楠は,海軍省の諜報将校に頼られて,清国の戦艦向けの速射砲開発を遅らせようとする清国諜報部の妨害を塞ぐ。弁護士に依頼され,夢遊病の暗示を掛けられ財産を奪われそうな少女を救い,大英博の蒐集品を奪おうとする泥炭から掘り出された鉛が金になると考えたアイルランド人から奪還するのにはプリンスと称する同胞の協力を得る。拉致された孫文の身柄を解放するために推理の輪を広げ,一躍有名人に仕立てる。レイ・ラインに纏わる伝説を説くために出掛けたコーンウォールとデボンの州境で殺人事件を解決する。海軍諜報将校に孫文を紹介し,その孫文から紹介されたミスター・フーは,マンドレイクの株と交換に同胞を鋭利な刃物で切り裂かれ殺した犯人を解明するよう依頼したが,クマグスは廃兵院で食人している上流階級を見つけだした〜二番煎じ臭い(柳広司の)が,それより前にロンドンにいたってことで,先に書いた雰囲気が出ていて,設定は面白いが,中身は若干薄目で,眠気を誘う。もう一つの読書記録千冊目と凝った装丁を祝って大きな表紙の絵つきにした
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