- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087712681
感想・レビュー・書評
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しっとりと降る雨のようなはなしでした。音も景色も匂いも鈍るような。表紙の淡い薄紅色が素敵。
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江國香織さんの作品に出てくるような、余裕があって素敵な女性達の恋愛の話。
激しい感情やぶつかり合いは起こらないけれど、確実に少しずつみんな変わっていく。
楽しく読めた。 -
二十九歳、三十六歳、二十三歳の歳の差のある女友達たちの恋愛事情。フォトグラファーの専門描写や、同性婚で人工受精をした姉、家庭教師先の生徒と恋人になったり。淡くて華やかでしゅわしゅわする。お酒とお洒落なおつまみやご馳走も楽しい。友達が父親の浮気相手になる複雑な苦しさ以外、するすると流れてしまった。
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強く賢い人ほど、深く思考し気遣いに富む。気疲れも多そうだ。それでもやはり強い女性にあこがれる。
そして、どんな時でも友達は大切に。
どんでん返しはないけれど、安心してほっこり読める本。 -
悠ちゃんのママのことを思うと切ない。
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全ての話が、つながっているという。うーん、慣れちゃったかも。
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こんな女同士の関係に憧れます。悠の立場には立ちたくないけれど(笑) 年齢が違くても、どこか心地良くて、一緒にいると安心する…。そんな友人がいっぱい欲しいなぁ〜
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野中さんは初読み。
と同時になぜ今まで出会わなかったの?
ちょっともったいなかったな。
それほど心地いい作品でした。
3人の女性の恋模様。
恋をしたくなった1冊でした。 -
やはり野中さんの小説のご飯はおいしそう...
3人の女性が出てくる短編集。
3人の女性の、誰に視点を合わせるかで読後の後味は変わるのかな、と。
今は悠に肩入れできるけど、この先恋愛の諸々、仕事の諸々を経験するとまた違った目線で読めそう。