楊令伝 8 箭激の章

著者 :
  • 集英社
4.04
  • (44)
  • (43)
  • (37)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 372
感想 : 35
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087712780

作品紹介・あらすじ

岳箭、紅挨炎雰を断ち、石礫は既に、飛燕ならず。童軍楊軍、参差交錯し、共に殲を期して死域に入る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ほら見ろ!

    やたら死に始めたやん!

    しかしアニキよ
    謙三アニキよ

    これはないわ。゚(゚´Д`゚)゚。
    この一丈青扈三娘の人生はないわ
    こんな人生を歩ませるなんてあんた鬼や
    いや鬼の面を被った鬼や!(どういうこと?)
    そしてもらい事故的感覚で王英もかわいそう!
    ぜんぜん思い出してもらえない!
    やっぱりたいして愛されてなかった!(やっぱり言うな)

    あと、子午山組は死なないと思ってた!
    そこも覆してくるのかアニキよ
    あんた鬼や
    いや鬼の面を被ったトウモロコシや!(いよいよどういうこと?)

    なんかもうめちゃめちゃクライマックス感あるんだがまだ半分よ!
    どうなっちゃうのよ!

    • 1Q84O1さん
      Oh!Yeah!また登場ですか!?
      Oh!Yeah!また登場ですか!?
      2024/02/07
    • ひまわりめろんさん
      王貴、王清は王英の息子たちです!
      しっかーし!王英は扈三娘が妊娠中に浮気がバレて強制別居させられている状態で戦死してしまったので、息子たちと...
      王貴、王清は王英の息子たちです!
      しっかーし!王英は扈三娘が妊娠中に浮気がバレて強制別居させられている状態で戦死してしまったので、息子たちと会ったことがありません
      つまりは、息子たちの回想シーンにも登場できないのです!泣ける(絵に書いたような自業自得)
      2024/02/07
    • 1Q84O1さん
      そりゃ、Oh!Yeah!が悪い!
      回想シーンにも登場できないに笑えましたが、それもOh!Yeah!が悪い!
      そりゃ、Oh!Yeah!が悪い!
      回想シーンにも登場できないに笑えましたが、それもOh!Yeah!が悪い!
      2024/02/07
  • 目まぐるしい、乱戦と死の巻。

    水滸伝、梁山泊戦の時、職人たちが梁山泊を守ろうとして一気に死んでしまったけど、一人一人にフォーカスはできなくて。蕭譲の最期をしっかり見せてくれて嬉しかったな。だって職人さんたち誰一人欠けてもここまで来ることはできなかったもんねぇ。秦明の手紙、魯智深燃やしちゃったのは知らんままでいてね。

    拗らせ花飛麟かわいい
    扈三娘可哀想に、、、
    いやいやいやいや花飛麟×扈三娘は美男美女やろうけど良い方向に進めるの……?
    扈三娘……何も言えない……ただ終わりを迎えた、それだけ

    林冲や史進ほど強くもない、秦明や花栄ほど指揮に優れているわけでもないと分かっている郭盛が感じる予感が外れない訳がない。格好いいぞ!郭盛!!!!!呉用もナイス!!!!

    楊令と郭盛の絆を見れて感涙した

    水滸伝、楊令伝と読んできて、味方側で首をとられて死んでいったのは張清が初めてじゃないだろうか。首のない胴体、が衝撃的で、苦しい

    馬麟、脚も笛も見つけられたら良いね。仲違いした親友がきっと持っていてくれてるからね。

    楊令「死なないで貰いたい。なにがあっても、生き延びて、また会いたいと思う」
    史進だけに向けた言葉ではなくて、この戦いで死んで行った同志全員に向けての言葉で涙が止まらなかった。

    馬麟のことを知らない張平が馬麟の笛を吹くように、志も、顔を知らなくても引き継がれていくものであれば良い。 

  • 扈三娘には幸せになってほしかったな。
    それにしても、女に関わって無茶する男が多い。
    私の周りにはそんな熱い男いない。残念。

    張平は笛をふけるようになって、楊令殿はただ聞きたかっただけって…暗器!!暗器じゃなかったの!?

  • やはり北方ワールドに引き込まれた!前にのめり込むように本を貪り、そして号泣。男ならと言いたいのかもしれないが女性でも共感は得られそうな気がする。日本にも多くの中国人がいてこの本を手にとっていると思う。どんな思いで見ているんだろうか?

    誰もいじれない禁断の書とも言える「水滸伝」を北方流に解釈して書き上げて続編

    水滸伝のエンディングで梁山泊にこもる全ての人の命ともいえよう「替天行道」の旗を宋江から渡された青面獣楊志の子、楊令。

    序盤戦はいくつもの愛を受け育った楊令が幻王と名を変え、水滸伝とは異なる人格を見せる。生き残った史進、呼延灼、張清らが残存勢力を維持して楊令を首領として迎えると同時に再建を果たす!ここからが悲劇の連続だった。

    水滸伝の中で地方軍の将から梁山泊入りした呼延灼将軍。梁山泊では常に本隊を率い全面の敵と向かい合っていた楊令伝においても役割は同じなのだが、老いに加え息子の凌が梁山泊入りをしていた禁軍の童貫将軍との決戦の折に宿敵趙安将軍を打ち破るが、一安心もつかの間で息子の凌の背後へ5000の騎馬隊が襲いかかろうとしていた。

    初めて父が息子の背中を守った。息子は父が背中を守ってくれてるとは知らずに…「行くな!」読みながら呟いていた。呼延灼はただ1騎!5000の騎馬隊を止め散っていった。凌に双鞭をあずけて……涙止まんないから!これを書こうと頭の中で考えているだけでもこのシーンは泣けてくる。

    激しい戦の中で父親としての優しい顔を見せた張清。

    前作で片足を失うも片足での騎乗で禁軍を悩ませた馬麟。

    元盗人上がりの鮑旭は部下の損害が最も少ないとされる名将であったが、呼延灼と同じように部下を守り仁王立ちの末に散っていく。

    呉用に公孫勝や戴宗などは憎まれ役をかいながらも若者を育てるそんな役回りの末にやはり身を挺していく。

    張橫の息子で楊令を影から支える青騎兵の張平や、弓の名人であった花栄の息子の花飛麟

    この幾多の勇士のひとりひとりの生き様を描ききった作品に言葉はいらない。ただ読むたびに思い出すたびに涙がこぼれてくる。エンディングで楊令が死に、ひとり残された史進…彼の苦悩は岳飛伝に続く……

    生涯でこれだけ泣けた小説はきっとあとにも先にもないことだろう!

  • 図書館で借りた。

  • いよいよ決戦

  • 宋金軍との全面対決。扈三娘と華飛麟。

  • 第8巻読了

    戦ばかりだった・・前巻では呼延灼、そして今回は扈三娘・張清・馬麟が斃れていく。悲しいが梁山泊軍も互角に戦っており、決戦も間近といったところか?
    読み応えあった巻でした。

  • 2014/01/09【古】 80円

  • 扈三娘に即プロポーズする花飛麟の、若さと花栄譲りの生真面目さが悲しい。

全35件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北方謙三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×