道絶えずば、また

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 79
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087712940

感想・レビュー・書評

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  • 歌舞伎役者の死…。
    三部作とは知らず、最後の巻を最初に読んでしまったようです。でも面白かったので改めて最初から読んでみたいです。

  • 本書は小間切れに読む本ではない。一気に、本書のスピードに乗って読むべき本である。人の心の動きが過不足なく描かれているところが、何とも言えず良い。文章も端正で品があり、とても良い。

  • 花伝書シリーズ最後は、沢之丞の死に始まって、跡目争いの決着に終わる・・っと。3巻一気に読んだので,構成の素晴らしさが実感できる感じ。風姿花伝から得たタイトルの意味、とか・・・素晴らしい。

  • ●『非道、行ずべからず』『家、家にあらず』と続いた三部作の棹尾を飾る作品。
    『非道~』の直接的な続編であり、『家』は間接的に関係しているのだが、いかんせん自分が前二作を忘却してしまっていたため、あんまりニヤニヤできなかったのが残念。単独でも読めますけどね。
    しかし、宇源次のヴィジュアルが頭の中でどうにも某AB蔵氏になってしまうのは自分だけではあるまい。苦労の絶えない11代目勘三郎は15代目でいいのとちがうか、って言ったらおこられるかしら・・・(´Д`;)

    ●時代物で歌舞伎物でミステリと書くと盛りすぎ感があるけど、もともとどれも非日常なので、一周して自然に楽しめるでしょう。たぶん。

  • 只今話題のどこぞの御曹司と、弟のやんちゃぶりが重なる。こっちは酒乱でも立派な兄がいるせいか、どうやら芸の道に精進しそうである。

  • 江戸歌舞伎の世界

    立女形の沢之丞が
    不審な死を遂げる
    華やかな舞台の裏側

    信じられる人がいる
    心からすがれる人がいる
    それだけで
    人は諦めず生きていける

    そんな気がした

  • 11/15/09図書館

  • 前作があるのをしらずに読んでしまいました。

  • 主な登場人物
    荻野 宇源次 女形(沢之丞の次男)
       一之助 女形(沢之丞の長男)
       沢蔵  (沢之丞の弟子であだ名は虎魚・おこぜ)
    日頌・にっしょう 養命院の住持
    薗部理市郎 同心
    笹岡平左衛門 奉行所年寄(理市郎の義父)

  • 続編はでるのかなぁなんかお金のことで苦労するその苦労がとってもリアル

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著者プロフィール

1953年京都生まれ。小説家。早稲田大学大学院修士課程修了。松竹株式会社で歌舞伎の企画・制作に携わる。97年『東洲しゃらくさし』でデビュー。『仲蔵狂乱』で時代小説大賞、『吉原手引草』で直木賞受賞。

「2018年 『作家と楽しむ古典 好色一代男 曾根崎心中 菅原伝授手習鑑 仮名手本忠臣蔵 春色梅児誉美』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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