- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087715576
作品紹介・あらすじ
老舗古書店「東京バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が人情あふれる方法で解決する人気シリーズ。待望の第9弾! 人生の岐路に立つ人を優しく励ます、書き下ろし長編。
感想・レビュー・書評
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東京バンドワゴンシリーズ第9弾
● 秋 真っ赤な紅葉はなに見て燃える
人を慮る…。
誰かに対する優しい気持ちはそのまま自分に還ってくる。
● 冬 蔵くなるまで待って
人の生き方を認めるところから、自分の生き方というものを
人間は見付けるのではないでしょうか…。
自分の為だけに生きるのも、誰かのためを考えて生きるのも
その人の人生。
● 春 歌って咲かせる実もあるさ
当たり前の幸せは、誰かにとって当たり前ではありません。
笑って暮らしていける毎日。それを目指す日々。
そういうものを、忘れない様にしていきたい…。
● 夏 オール・ユー・ニード・イズ・ラブ
一日一日の中で、誰かと一緒に過ごしたり、誰かのことを思ったり、
誰かへの思いを大切にする。
そうすることで心が豊かになり、明日へ向かう勇気が湧いて来る。
希望を見出す事が出来る…。
四世代同居の大家族・堀田家が営む
老舗古書店〝東京バンドワゴン〟とカフェに舞い込む謎を
溢れる人情で解決する。
相変わらず元気で賑やかな堀田家
家業も家事も育児も皆で、明るく助け合って生きる姿が良いなぁ。
憧れの大家族。
こんな家で暮らせたらどんなに幸せかなぁ…。
子供達が成長していってるのが嬉しくって、見守って行きたい。
いつもながら、心が温かくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ9作目。今回は研人くんが高校にいかずに海外でロックミュージシャンを目指したいと、普通なら頭から反対するところこの家族はまず本人の希望を受け入れるところから。そして自ずと正しい道をみつける。家族同士が信頼してるから為しうることで。相変わらず良い方へと万事解決する話の流れだがこれはこれで心地よい。
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「東京バンドワゴン」第9弾。
安定の家族愛。研人が高校に行かないと言い出したときにはびっくりしたけれど、憧れの人キースの一言で思い直すなんて!
かんなちゃん、鈴花ちゃんを画でも見てみたいな。動きが絶対に可愛い。 -
とうとうきた!大好きなこの曲。
もちろん口ずさみながら読む。
この歌って歳を取るごとに染み込んでくるなあ。
このタイトルなだけに「LOVEだねえ」も多かった気が。
なんだか登場人物が高橋留美子ばりに増えて、誰だっけ?え?また誰かの子ども?っていう気持ちにもなる。
羨ましい人の集う家は健在。
「ご飯食べにおいで」って言えるのいいよね。
おチビさんたちも幼稚園児になって、研人くんは高校受験。
個人的にはふじしまんにもLOVEが欲しかったんだけどな。
「当たり前の幸せは、誰かにとっては当たり前ではありません。」
「その一日一日の中で、誰かと一緒に過ごしたり、誰かのことを思ったり、誰かへの思いを大切にしたりする。」
「それを人はLOVEと呼ぶのではないでしょうか。
そして、それこそがすべてですよね。」 -
これでシリーズ9作目らしい。
長らく読み続けると、
東京バンドワゴンに係わるすべての人を見守り続けるサチさんと同じ気持ちになる(笑)
家族の成長がまぶしくて、うれしくなる。
最初からこれを想定して書かれたものかわからないけど、
サチさんの視点で書かれたストーリー、上手いと思う。
(図書館) -
ロックだねぇ!LOVEだねぇ〜‼︎
いい‼︎今回もほんとに素敵なファミリーに癒される思いだった。 -
「愛こそすべて」かぁ…。
自分の生き方についても考えてしまった。 -
みんな1年毎に成長していきますね。それぞれがどういう人生を送るか楽しみです。
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いつもの「一年間の物語」に戻った。 でも、ちゃんと時間が流れる。 シリーズが始まった頃は 小さな男の子だった研人が 自分の将来を考えるまでに成長。 いやぁ、人の子は大きくなるのが早いねぇ(笑)
今回は日常の謎系。 人の恋路にヤキモキしてみたり ご近所さんの不可解な行動を心配してみたり 古書サギの話が持ち上がったり 本を燃やす少女の秘密を解き明かしてみたり。
話の中に藤島さんの父親が登場。 有名な書家やってんや!