- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087733969
作品紹介・あらすじ
60を過ぎた老批評家ケペシュに美しい乳房を持つ若い愛人ができた。美しい体への執着は、せまりくる老いと生への渇望を想起させ、初めての嫉妬にとらわれる。そして大きな喪失感に苛まれた別れから8年、ふたたび彼の前に現れたとき…。「死にゆく獣」としての男の生と性への執着を赤裸々に描くフィリップ・ロス円熟の代表作。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
2021/1/17購入
-
男の性への執着を描いた作品。一人称の語りが連綿と続くのに辟易とするが,終わり頃にはこれもありかと思わせる。ただ,良かれ悪しかれ,極めてアメリカ的。
-
老年学者の、若者にいれこむ性と老い。
共感できず、初めてのロスだったけどあんまりでした。
“死を背負う獣性”という意味の題名はイエイツの詩句から。
よく見ると表紙が魅惑的な女性の尻で、それに気づいたのがスターバックスで読んでいる間の小休止でした。 -
62歳の大学講師・評論家と、24歳の女性の恋愛。
70歳を越えて再開したときには、彼女は乳癌に。
本当に恋愛に歳は関係ないのか。なってみなけりゃわからないが。 -
あんまり好きな感じではなかったです、初フィリップ・ロス。選んだ作品間違えたのかな。まぁ、こういう世界文学的なのは長い目で見て、評価しないとダメかと。そもそも読んでるこちら側にいろんな素養がない場合が多いので。(10/7/13)
-
読みたい。『本から引き出された本』より。
-
2009010
-
2009/02/12