- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087734805
作品紹介・あらすじ
みんなに愛された獣医ヘリオット先生の動物物語決定版。猫3匹、犬2匹、馬、牛、羊のものがたり8編を収録。
感想・レビュー・書評
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ヘリオット先生の本を読んだことはなく、何冊もあるのを見て、ふうん人気あるんだなくらいの認識だった。
これは表紙が可愛いし子ども向けなので、ちょっと読んでみるにはちょうどいいかと読んでみた。
ううう。良かった。
動物たちは可愛く、純粋で健気だし、ヘリオット先生も奥さんもいい人。動物の飼い主(農場主なので持ち主も含む)が、また、いい。田舎の農場の朴吶とした、愛想の悪い、でも心は温かい人たちばかり。
先日ジョイス・キャロル・オーツを読んで、日頃小市民の私にも恐ろしい内面があることを意識せざるを得ず、心が真っ黒になった感じがして、いや、心が真っ黒であることに気付いてしまって、荒れていたのだが(こういう状態に読者をしてしまうジョイス・キャロル・オーツの恐ろしさ。)、ヘリオット先生のおかげで、ちゃんといい人間の部分もあるんだと実感できて、元気になった。
これから、人間の心の醜さを感じたらヘリオット先生を読むことにする。動物は当然だが、人間にも美しい心があるってわかるから。
大人向きの本も読んでみようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イラストに惹かれて手にとりました。
ヘリオット先生シリーズは初めてですが、読んでいて心が安らぐとても穏やかな本でした。
動物たちだけでなく、ヘリオット先生の周りの人たちのキャラクターもとても味があって良いです。
若い世代向けの書き下ろしということで、読みやすく朝読書なんかで読んでもいいかもしれないですね。 -
大人向けに書かれたエピソードを子供向けに書き直している。
絵本というには挿絵が少なく、漢字もルビがない。
個人的にモーゼ、バスター、ボニー、オスカーの話が大好き。 -
イラストがゆるかわだったので、つい。
タイトルからドリトル先生路線を想像していたけれど特に特殊能力な設定はなく。ヘリオット先生って他にもいくつか著書のある有名な先生なんですね。知らなかった。
生き物に対して大らかな人々と獣医の先生のほっこり短編集。 -
動物ってすごいな!!
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初ヘリオット先生。子ども向けとのことなので、他の本も読んでみたい。
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ほのぼの、心温まるお話。哀しいお話もあるけど、最後は笑顔に。
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オスカーの話などは記憶にあるな
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イギリスの農村地帯で獣医をしているヘリオット先生が出会った動物たちと飼い主の心温まるエピソード集。
大人向きの本は、沢山出版されているけれど、子ども向きは初めて。
動物好きの子にお勧め