- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087743869
感想・レビュー・書評
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久米宏の対話集を読みながら、
私の年齢というのを深く感じた。
『最後の晩餐』とは、最後に何を食べるかというだけでなく、
これまで生きてきた人生をふりかえるという意味ももっているんだと。
仕事のこと、連れ合いのこと、父親のこと、自分のこと、
など意外な側面を見せる。
対談相手は、
大橋巨泉、いかりや長介、ジャイアント馬場、美輪明宏,
ミヤコ蝶々、樹木希林、内田春菊、葉月里緒菜、大石静。
というメンバー。
この対談を読みながら、久米宏の好みがよくわかる。
セクシーだなぁと感じる人にインタビューしている。
ただ、それぞれの最後の晩餐は、意外と豪華ではない。
大橋巨泉は フォアグラ、まぁ。これだけが豪華かな。
ジャイアント馬場は、大福
いかりや長介は、シラスに大根おろしとご飯。
内田春菊は、酒、おいしい水。
大石静・・・卵かけご飯。
何か、食文化という中で日本が凝縮されている。
わたしは・・・
『おいしい酒と湯豆腐とイカの塩辛』かな。
しみじみと飲みたいなぁ。
●最後の晩餐が中華料理としたら、何を選ぶのだろうか?
私ならば、
小龍包、麻婆豆腐、羊肉火鍋、粥。
しかし・・
中国人だったら、見栄を思いっきり発揮して、
『満漢全席』となるのかもしれない。
フォアグラ、キャビア、トリフなんて、ちゃちなものではない。
やはり、中国の食文化は、ここまでやるのか?
という・・ところが、すばらしいというべきなのか?
ふかひれ、ツバメの巣、スッポンのえら、なまこ
熊の手、らくだのこぶ、象の鼻。
考えると コラーゲンが多いですね。
西施が、好んだというから、
やはり、若返りということだったかも。
しかし、食べ過ぎちゃ。しょうがないような気もするが。
ふーむ。こんなもの食べるか?
と言う感じなんですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久米宏がニュースステーション時代に繰り広げた対談を文字に起こしたもの。
99年の発行ということで、対談相手が既になくなってる方もいらっしゃいました。
かなりの個性派揃いの対談相手なので
人が変わるたびに、全くカラーが変わる。
最後の晩餐の話なのに、料理の話が意外と少なかった。
それでも皆さんの人生観なりがでていて良かったと思います。 -
ミラノ、イタリアなどを舞台とした作品です。
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希林さんの対談を映像で見たかった。個性的な大物ばかりで、リラックスして対談で来ているのを感じました。対談の内容も面白い。
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明日へと繋がる晩餐。