- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087747218
感想・レビュー・書評
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19話の短編集。この著者はしたたかというべきか、読み手の想像の枠をいとも簡単に飛び越える術を持っている。読み手に寄り添うようでいて、最後にふっと消えてゆく、そんな物語達。
言葉遣いが巧みで、日本語の文章に英語がすっとうまくはまっている。小説の可能性をより拡張している希有な作品で、正真正銘の「gift」です詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
超短編集。時に詩のようであり、日記のようであり、怖いエピソードありでお腹いっぱい。古川作品は、音楽好きかそうでないかによって随分と感じ方が違ってくるんだろうな。
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070928
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ちょっと不思議な話をまとめた短編集(ショートショート?)。「アラビアの夜の種族」から入り「ベルカ、吠えないのか?」「ゴッドスター」等を読んできて、やっと?こちらも読んでみると古川節はやや薄めで読みやすいタイプ。それでも独特のリズムが文章にある。
今作は乙一・町田康・田丸雅智(※各 敬称略)作品・エッセイのような雰囲気があり、↑作家作品の好きな人達は好みかも。個人的には小さな光の場所、アルパカ計画、天使編辺りが好み -
「なかなかキュートな足跡なのよ。」って
なんか好きだな。
おとや君は出張先で生きながらえる
方法が見つけられれば良かったのにな。
こんなに短いのにドキッとさせられる物語が
たくさんあってすごいなー。
猫好きなのかな、古川さんは。 -
ショート19編。いずれも不思議な世界観。
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神さまの手から零れ落ちた、19の小さな奇蹟。
妖精の足跡、神聖なる生春巻、無人島で幻の音楽を聞き続ける男——強靱かつ豊かなイマジネーションで世界を19の物語に結晶。こういうの好みでないダメだぁ。 -
ダメ…。断念(-.-)