美晴さんランナウェイ

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 279
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087748598

感想・レビュー・書評

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  • yokota 3716さんの本棚から選ばせてもらいました。

    若い叔母である美晴さんの破天荒な行動に迷惑をかけられながらも、嫌いにはなれない世宇子。
    大人であるのに自由奔放な美晴さんの生き方が気持ちいい。周りにいたら迷惑に思うかもしれないけど。
    不器用かもしれないけど家族を愛している美晴さんは読んでても暖かい気持ちになれた。

    特に真ん中のお兄さんの勉さんが、相手の家族に結婚を反対され結婚式をボイコットされた日、まだ小学生の美晴さんが相手の家族がいる福井県まで一人で行き、「あたしの兄さんのどこが気に食わないのか聞かせろ」って啖呵を切ったエピソードはじんときた。これがあるから家族は美晴さんを嫌いになれないんだろうな。

  • 図書館で表紙のイラストと、タイトルから面白そうだと思い借りてみた♪。

    主人公の父親の妹が美晴さんで、一緒に同居している。
    美晴さんは気ままな性格&年齢などから父や母から疎まれている存在だが、主人公からしてみると、一人の大人としての女性という立場・子供のようであきれてしまうなどさまざまな感情があるが、読んでいる私にとって、ほのぼのとした物語で面白かったです。
    姉妹ではなく従姉妹同士のお話★。
    物語最後には美晴さんが幸せになるお話だったのでほっとした。

    主人公の弟が雑誌「モー」(あきらかにムー)を定期購読していて、怪しい事項や通販グッズなどが時折登場。
    物語の展開のなかで、別の楽しさがありこれもまた魅力的でした♪。

    • まろんさん
      おお、大好きな山本幸久さんの作品ではありませんか♪

      これはまだ読めていないのですが、kuroayameさんのレビューを読んだら
      なんだかと...
      おお、大好きな山本幸久さんの作品ではありませんか♪

      これはまだ読めていないのですが、kuroayameさんのレビューを読んだら
      なんだかとっても美晴さんが魅力的で、読みたくなってきちゃいました。
      図書館にあるかな?さっそく探してみますね(*'-')フフ♪
      2012/12/28
    • kharaさん
      私も以前読みました(*^^*)
      むちゃくちゃな美晴さんですがなんとまぁ憎めなくほのぼの!魅力的でした。
      私も以前読みました(*^^*)
      むちゃくちゃな美晴さんですがなんとまぁ憎めなくほのぼの!魅力的でした。
      2012/12/28
  • どっかで読んだような話だなぁ…。さらっと読める。美晴さんは自由奔放で羨ましいけど、実際身内にこんな人がいたら迷惑で仕方ない笑 小説内の他人だから憎めない人だなって思えるけど。2011/403

  • すごく仲の良い家族ってわけでもないし
    幸せが溢れているわけでもないけれど
    よかったなぁという気持ちが心に残りました。
    なかなか自由に生きているように見える美晴さんですが、愛されるわけもわかるような気がします。

    家族や親戚であっても、誰かが居なくなったり、歳を取ったりすると昔と関係が変わってしまってちょっぴり切ないなと思います。それがあってこその今なんでしょうけどね。

  • 破天荒だけど憎めない“美晴叔母さん”登場!
    美晴さんは「適齢期」の美女ながら何かと家を飛び出すトラブルメーカー。
    そんな彼女が追いかけているものとは? 
    彼女が巻き起こすドタバタを姪の目線で描いたハートウォーミングストーリー。

  • 2017/4/7
    自由、高校中退しちゃったのか。
    そこまで急がんでもいいのに…とおばさんは思ってしまうのだ。
    「空元気の家系」って表現、さすが作家だなと思った。

  • 自由奔放な叔母さんに振り回される話。
    感情の変化とかが伝わって来なくて
    イマイチ話の流れについていけなかった。

    多分物語が、母の子供の頃とかの話だと思うので
    それくらいの年齢の方には、あっているのかも。

  • 20131224
    私、この作家さん、好きなんだなぁ。ひとり目線からの心の声的な書き方は似かよってるけど、あったかい気分になってきます。はじけた美晴さんが、ちょっとるり姉っぽいかも。

  • H25.10.19
    中学生・世宇子の家には、おばさんの美晴が居候している。27歳でけっこう美人なのに独身、時々バイトするだけのお気楽暮し。気ままな彼女は、男を家に連れ込んだり、やりたい放題。家族はその度に大混乱するが、その明るく、にくめない性格から彼女を許してしまう。そして、またある事件が…。

    ほんとに自由奔放な美晴さん。彼女の気の向くままに行動する姿はちょっと羨ましい。

  • 自由奔放だけど憎めない美晴さん。

    1話の修学旅行のエピソードと7話のラストがすき。

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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