- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087752151
感想・レビュー・書評
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えーん、柄とか鍔くらいは何とか分かるが、刀剣周りの用語が分からんっ…けど、物語を読むのには一向に差し支えないのが、さすが森雅裕。
河野春明→古川兼定→佐川官兵衛→唐人お吉→土方歳三…と、主人公が替わっていく連作集。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5篇からなる、一種の謎解きもの?
疑問系なのは、「謎解き」というには簡単な気もするから。
刀が好きな方向けの本という印象。 -
■表題作「会津斬鉄風」、「妖刀愁訴」、「風色流光」、「開戦前夜」、「北の秘宝」の5話が、鎖のように連なる物語。幕末激動の時代。数奇な出会いが、歴史をつくる!漂泊の名匠・河野春明作の鐔すり替え事件から、それは始まった。
■■オムニバス短編集。前の脇役が次の短編では主人公になるという趣向。最後の主人公は土方さん。でももうしょっぱなから面白かったです。土方さん以外のほかの短編の主人公もみんな格好いい。それこそ刀のように鋭く真っ直ぐで、いい男にいい女ばかりだ。会津好きならきっと気に入るのではないかなと。
終始他人の目から見る土方さんがかっこかわいくて、激しく悶えた。この人行動が逐一可愛い。 -
(収録作品)会津斬鉄風/妖刀愁訴/風色流光/開戦前夜/北の秘宝
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刀装具の匠金工を巡る事件から始まる幕末のお話。
土木作業員・ピアノ演奏などを経て芸大に入学したという著者の経歴が面白さをプラス!
刀剣類が好きな私好み。