碧空

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 510
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087752410

作品紹介・あらすじ

華道の家元を継ぐ高校生。古都の大学のフットボール部のエース。少年と青年の端境期をせつなく描く書き下ろし長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 凜一がどんどんビッチになるのがうーん。
    フィクションとは言え、こんなにほいほいゲイがいるかな。気になるから続編も読むんだけどw

  • 色々な経験を重ねつつ、やっぱり「あの人」が。
    嫌いぢゃない。

  • 凛一シリーズ2。
    凛一の求めること考えることは、はっきりしているのに、氷川が屈折していて自分の求めることがはっきりしていないカンジ。
    凛一がんばれ。

  • 有沢、いい!千尋さんにはかなわないけれど、ワイルドぶっきらぼうまっすぐなところとか、連絡先なんて教えないし手紙が来ても返事なんて書かないって言いながら、手紙をくれたり、すごく良いです。省子ちゃんと凜一の、作品の作り手と見る側の関係性についての話はすごく共感。あと、他の方の感想にもあったのだけど、唇を被(の)せるっていう言い方がすごく良い。どきどきと美しさと繊細さとなんかもう胸いっぱい。

  • 雨の日の描写がきれいで好きです。

    そして暁方さんの爆弾発言にむせました。

  • 白昼堂々の次巻。氷川が大学生になり、京都に行く。凛一は写真部に入る。そこで、編入して来た有沢に出会う。白昼堂々よりも少し話や、凛一の思いが複雑。全巻読んで、もう一回読み直してみようかな。

  • 凛一シリーズ、2作目。凛一がビッチにしか見えないよー、モテモテだし。暁方さんのクールで飄々とした性格が好き。凛一と千尋の関係性が好き。昔片思いしていた男の息子。切ない。1作目と比べると陰気な展開だったけど、キャラが魅力的だから一気に読めた。終わり方が綺麗。

  • 派手な恋愛小説が好きな私にはちょっと退屈だった一冊。
    切ない恋模様というよりも、主人公凛一の男子高校の世界を覗いた感じがしました。
    女性としては、男子校はファンタジーなのでワクワクしましたが、1巻のほうが楽しかったです。

  •  しかしモテるね、凛一。

  • 「白昼堂々」の続編。
    高校生になり、新聞部に入部した原岡凛一は、屈折した上級生有沢改と出会う。何かと凛一にかまう有沢を恐れながらも、惹かれていく凛一。氷川へのゆるぎない想いを抱えつつ、有沢と親密になっていく凛一を、従姉の省子や、叔父の千尋、従弟の正午らは理解できない。
    一方の氷川享介は、東京を離れ、京都の大学でアメフト部のQBとして活躍していた。環境の変わった二人の関係は、ますますもどかしく、せつなさを帯びる…。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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