不愉快なことには理由がある

著者 :
  • 集英社
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087806632

感想・レビュー・書評

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  • 自分が何かしらにヒントやアドバイスが欲しい!
    とかっていう状況にあったら
    興味がわく項目が色々ヒットする

    私の場合、教育に関係する内容は本当に面白く読めた

  • 他人の不幸は自分の快感。他人の幸せは自分にとって不愉快。ヒトはそのように進化してきた。そんな社会で生きているのだから当然のこと。

  • 素人意見も含めた集合知はそれなりに正しい。
    その集合知の前提にあるのは素人意見も含めた多様性である。
    本書は著者の素人意見である
    ――専門家から見たら,間違ったことも言っているかもしれない。
    多様性を促すつもりで,一般的に考えられていることと,ちょっと違った視点
    ――具体的には,進化論的な考え方を基本とした視点――を提示したい。
    その前提に同意できない場合は,本書を本棚に戻して欲しい。
    と,前置きをしている。

    著者の言うことにも一理あるけど,
    批判されることの予防線を張るだけではなく,
    全責任を読者に押し付けており,オトナの小狡さを感じる
    ――よく使われる責任回避のレトリックである。

    大体,こういう前置きをしている本に,
    人を突き動かすようはものは少ない――
    少しくらいはあるかもしれないけど。

    さて,肝心の内容である。
    橘 玲さん,もう「ネタ切れ」なんです。
    だから,実はもう書くことがないんです。
    だから,「橘 玲の視点」だと世の中がどのように見えるか書くことにしました。
    つまり,「ネタ切れ」ゆえに「視点を売ること」にしました――ということです。

    別に,橘さんだけがこのようなことをしているのではないので,
    そんなに批判されることではないかもしれないけど。

    だから,橘 玲さんのモノの見方をマスターしている人は,
    別段,本書を読む必要はないと思います。
    そうでない方は,それなりに得るものがあるかもしれない
    ――私は特に得るのもはなかった。

    私も初め,本書を借りるつもりはなかったのだけれども,
    借りたい本が1冊しかなかったので
    ――他の借りたい本は貸し出し中であった――,
    手持ちぶたさで,新刊コーナーにあった本書に
    ついつい手を伸ばしてしまったのです。

  • 前著の繰り返しが多いかな?

  • ブログで読んだ内容だった。
    雑誌の連載をベースにしてるために全体的にはあまり統一感がないが、一つ一つの話は面白い。

  • 世の中のあらゆることがらは進化論を使って説明できる、という主旨のコラム集。
    うーん、いい本やとは思うけどちょっと話がまとまらないし、ひとつひとつのトピックがあまり深められていないので、その辺が個人的にちょっと物足りなかったように思います。
    書き方が下手なのかな、あまり心に響いてこなかったのが残念。

  • 道徳的に不愉快でも、「進化論的に合理的」なことが生き延びるために必要なこと。

    それぞれの論点の解決を前提にしてないので、問題提起が主な内容ですがこういう極論があるから、世の中が面白く見えてくる。はず。

  • 現代の政治、経済、いじめ、男女などの問題をなるべく、客観的、学問的に考察してある。ああなるほどそういう見かた、考え方もあるなと思わせるが、一文一文短いので軽すぎる感がある。

  • 経済のお話はみゅまのアタマには入ってこないようです。
    決してとっつきにくくはないのだけど、よくわかんない。
    著者のせいではなく読み手の問題です。
    進化論や遺伝的なことは、なるほどーと思いました。

  • 連載コラムを集めたもの。進化心理学をベースに世の中を切る。おまるカレー、スピリチュアル、遺伝子に組み込まれている。意見が分かれると中庸が選ばれる。国家は市場を制御できない。市場が拡大すれば、富は不正がなくても集中する、歌手や人気歌手のように。北欧は課税所得が閲覧でき、相互監視されている。ベーシックインカムの被害者は自立心の強い人。5は家族、50は狩猟の群、100-150が村の単位。

著者プロフィール

2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)、『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』(以上ダイヤモンド社)『「言ってはいけない? --残酷すぎる真実』(新潮新書)などがある。メルマガ『世の中の仕組みと人生のデザイン』配信など精力的に活動の場を広げている。

「2023年 『シンプルで合理的な人生設計』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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