おいしい関係 9 (コミックス)

著者 :
  • 集英社 (2001年10月18日発売)
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本棚登録 : 93
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087851557

感想・レビュー・書評

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  •  可奈子さんと百恵のふたりが、一種対照的に描かれているが、特に可奈子さんの苦しさがどんどん胸を突いてくる。厳しいだろうなと思う。プライドがあるとか、有能だとか、そういうことがかえって人を追いつめていく感じがはっきりと伝わってくる。自分人も思い当たることがたくさんあるような気がして、ちょっと怖い。

     百恵がすっと目覚めていく感じもいい。ただ、今まで大事に描かれていた高橋さんやそのスタッフが物語の後ろの方にいってしまっているのがちょっと残念。そのぶん、ずっと物語のバックボーンになっていたプチ・ラパンの人々が、ひさしぶりにぐっと表に出てくるのがうれしくも切ない。

     まあでも、とにかく主役は可奈子さん。目が離せないけど、当事者にはやっぱりなりたくないなあ。

  • おいしい関係

  • <文庫>
    act.55:

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著者プロフィール

1990年代には『ヤングユー』(集英社)など、大人の女性向け漫画誌に活動の舞台を移す。他に代表作として、テレビドラマ化された『イマジン』『おいしい関係』『Real Clothes』など。父親から受けた虐待のトラウマを35歳で克服し、その経験を綴った自伝的エッセイ『イマジンノート』を2002年に出版[2]。選択的夫婦別姓制度導入がなされないため、42歳で性人類学者のキム・ミョンガンと事実婚。愛知淑徳大学にて非常勤講師として年1回教鞭をとっている。

「2015年 『ホルモンがわかると一生楽しい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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