- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087860191
作品紹介・あらすじ
これからの組織は営利から非営利へ舵は大きく切られる!P・ドラッカー唯一の日本人の愛弟子が預かった言葉とは。
感想・レビュー・書評
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読みにくいかな、表題で読む気になったが
読むのが面倒になってきた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナチスは全体主義だが軍国主義ではない→明確にしないと、なぜ、ドラッカーがナチスを深く敵視したのか理解できない。
地下鉄サリン事件→日本の社会秩序崩壊の予兆を指摘
政治の混迷と有権者の根拠なき期待
☆テレビで総理は報道→市長の名前すら知らない。交付金は市から支給されるのに。R021219全国ニュースになる施策などなし・経済外交好きな一般人・市では地域ニュース/不祥事のみ
転換期には既存のシステムが機能不全に陥る。
流動する知識ワーカーと市民性
地下鉄サリン事件に見る知識ワーカーの課題→欲求が満たされない→歪んだエネルギーとなり社会を破壊
ボランティア なぜ職場で働くときよりも生き生きしているのか?
青年ドラッカーを記した「傍観者の時代」 ヘンシュナチス親衛隊幹部「金、コネもない。ナチ党員であれば地位を与えてくれる。」→ナチスを批判的に分析した「経済人の終わり」
シェイファー ユダヤ人政治記者→2年後、ナチスにとって利用価値がなくなると新聞社とともに跡形もなく消え去ってしまった。
フランクフルト大学 教員たちは昨日まで同僚だったユダヤ人教員から距離をおいて、わが身に災難が降りかからないようにして退出→死ぬほど胸がむかつき48時間以内にドイツを出ようと決心 無関心の罪
1942年「産業人の未来」ドイツの敗戦を前提 企業組織が社会の中心になる。
第一次世界大戦中 人口の魔物 地震、台風などの自然→恐慌による失業
魔物の退治に占拠
企業はコミュニティの役割を担うことができない→産業社会から知識社会へ変化
アメリカでの討論会 「そのような政治を許している。あなたは市民としてどう感じているのか」 -
『ドラッカー2020年の日本人への「預言」』は、非常に意味深なタイトルだと思う。
著者は、ドラッカーの原点であるナチス批判にも言及しつつ、彼がマネジメントを通じて目指したものが、自由な社会であることについて語っている。晩年の愛弟子であった著者が、ドラッカーから『預』かった『言』葉として語ってみせるのは、まさしく現在の日本が、ナチスの登場してきた頃のドイツの姿に似ているのではないかといった危惧である。
ドラッカーが、企業のマネジメントを通じて求め続けたものは、人々が役割と位置を得ることができる社会の実現だった。ナチスを受け入れたドイツでは、ユダヤ人のみならず全体主義のもとで、当然ながら人々の自由などなくなっていった。
今の日本でも、企業は資本の論理にあらがえず、多くの若者が社会の中で、役割と居場所を得ることができずにいる。政治の世界でも、出口が見えない状況の中で、人々は自ら政治に関与し、期待することをしなくなっている。このままでは、いわゆる、いつか来た道というやつだ。
2020年というのは、現在の社会の転換が終息し、知識の時代という、これまでの価値とは全く違った時代へと移行するだろうとドラッカーが述べた年代を指している。すでに、もう10年を切っているのだが、今の社会システムの破綻の予感はすれど、新たな時代の曙光さえ見えてはいない。
下手をすれば、とんでもない事態が待っているのだろうが、軟着陸ができるかどうかは、企業や本書で強調されている非営利組織の力、そして、個々人の社会とのかかわり方にかかっているのだと思う。
次なる時代に、なるべく穏やかに移行するためには、一個人として社会に対するスタンスをしっかりと持つことと、組織においては、マネジメントの目的を再認識し、持続可能な社会に貢献できる組織運営を実現することだと思う。
そのためにも、今後ますますドラッカーから学び、ドラッカーを通じて考えるべきことはたくさんあると思う。 -
非常に明快な内容で、自分の考えにマッチしていた。
普通に考えたらそうだよね、という内容だと思う。 -
NPO推進者である筆者が、ドラッカーのNPO論をまとめたもの。