- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087861273
作品紹介・あらすじ
本を読んで世界を広げる。身の回りにないものと出会い、憧れに向かって頑張る努力のお供に本がある。塾の最難関大クラスで国語を教える著者が実践する「人生を切り拓く読書術」
塾の講師として国語を教えるほか、カルチャーセンターの講座や企業セミナーも担当する著者が、多忙な日々の中で、気軽に読書を楽しむコツ、読書によって何を得ることができるのか、人生の中で影響を受けた本について語ります。
「未知の世界だった都会へ憧れを抱く」「受験勉強に必要な読解力が身につく」「起業家になる夢を支える」「国文学の面白さにハマる」
著者の経験、具体例を交えながら、読書の素晴らしさを紹介します。
序章 「読書」はコスパが抜群!
第1章 本を読むことで得られるもの
第2章 1日10分読書から始めよう
第3章 「今すぐ効く本」「じわじわ効いてくる本」
第4章 「吉田式読書」私が読書で得てきたもの
第5章 読書後のアウトプットの楽しみ
著者について
吉田裕子(よしだゆうこ)
国語講師。地方の公立高校から塾・予備校を使わずに東京大学文科三類に現役合格。教養学部超域文化科学科を学科首席で卒業。働きながら、慶應義塾大学文学部・放送大学大学院を卒業。通信制大学の学業と、仕事とを両立する中で編み出した勉強法・思考法などを発信している。大学受験塾「グノーブル」で教えつつ、カルチャースクールでの大人向け古典講座、言葉遣いや文章術の企業研修も担当する。著書に『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』(かんき出版)『人生が変わる読書術』(エイ出版社)『読みトレ』(大和書房)などがある。
感想・レビュー・書評
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わかりやすくで一気に読めました。
私の人生を大きく変えた読書、自己投資の中でも「読書」ほどコストパフォーマンスの高いものはそうありません。
新しい切り口で、読書を見直した書だとおもいます。通常の読書論とは異なるアプローチが気になる方はご一読をおすすめします。
気になった言葉は、次のとおりです。
・1冊の本には、人を変える力がある
・1.01の365乗=37.8 毎日1%だけ成長すれば、1年後には爆発的に成長していられるという教訓
・メールや報告書で変な日本語を書かないために、たくさんの文章にふれておく必要がある。
・語彙には、認知語彙と使用語彙がある。見た事があり意味をなんとなく知っているのが認知語彙、実際に会話や文章の中で自然と使いこなせるのが、使用語彙
・「徳は孤ならず、必ず隣あり」論語、徳を身に着けた人は、独りぼっちということはない。必ず、身近に慕い、理解してくれる人が現れる
・古典・名著の長所は、タイムテスト(時の試練)を受けてきているということです。
・ Truth is the daughter of time. 真理は時の娘
・本のメリットに体系性がある。整理した形で全体像をつかむことができる。一方ネットのよさは、即時検索性の高さです。
・本は一冊一冊独立していて、同じテーマに関する本を複数読むことで冷静にバランスをとれるというのは、本を読む効果として大きな利点の一つです。
・要約を読んで興味を持った本があれば、その本を実際に購入してじっくり読みたくなることもあるでしょう。どんな本を読んだらいいのかわからない人は、要約サイトや書評サイトでいろいろなジャンル、いろいろな著書の本に触れてみることで、自分の「好き」に出会うチャンスが広がる。
・読書はがんばらない、欲張りすぎないこと。また、本からの学びは遅効性のものも多い。
・自分にとって価値のある本、それはすなわち「心が動く」本です。
・ビジネス書の場合は、タイトルと帯、著書のプロファイルを見てピンときたら、目次を見るのがいいと思います。「はじめに」や「おわりに」を読むと、著者とフィーリングがあるかどうかもわかります。
・つまらないと思ったら、無理をして最後まで読む必要はまったくありません。
・大きな本屋のいいところは、読みたいと思ったその日、ネット通販で注文するより早く手に入れることができることです。
・フローの情報は、今すぐ、あるいは、一時的に役にたつものです。一方ストックは自分自身の中に蓄積されていく情報で長期にわたって活きてくるものです。
・感動したが、エモーショナルで、勉強になったが、ロジカルです。
・インプットを最大化するための読書法
①目的意識をもって読む本を選ぶこと
②読みながら、手と心を動かすこと
③自分自身と関連付けて読む
・一生付き合いたい本、座右の書を5冊ぐらいもてばよい。人や評判からでなく、自分の心に従ったものを選ぶことが大切。そして座右の書は育てていくもの
・毎回たくさんインプットしていると疲れるので、浅いインプット、深いインプットを混ぜて読む
・制覇・読破は、数年かけて楽しむことができる
・芋づる式読書 ①同じ著者の本を読む、②その著者が影響を受けた先輩の本を読む、③参考文献やパロディなどを読む、④本にかかれた時代背景が分かる本を読む
・賛否両論がある場合は、賛成の本、反対の本をよんで、自分の頭で比較検討をする
・本は汚しても大丈夫 ①付箋をはる、②頁の隅を折る、③線を引く
・読書ノート ①語彙を調べた語彙ノート ②気になったフレーズをつづった 読書ノート ③付箋などを張った箇所を転記した、傑作選ノート
・本の内容を忘れないようにする、一行感想メモ
・本の読み方は自由 全部の内容を理解し覚えなくてもよい。何度でも読み返し参考にできる
■結論 読書で人生に輝きとうるおいを!
目次は、以下です。
はじめに 10分読書から広がる世界
序章 「読書」はコスパが抜群
第1章 本を読むことで得られるもの
第2章 1日10分読書から始めよう
第3章 「今すぐ効く本」「じわじわ効いてくる本」
第4章 「吉田式読書」私が読書で得てきたもの
第5章 読書後のアウトプットの楽しみ
おわりに 人脈より本脈を
本文中の紹介書籍より詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うちは、読書はするけど、ジャンルが偏ってるから、
普段読まないものも読んでみようかなぁって、思った。
あと、読書アプリをつけてみることにした。 -
読書のモチベーションを上げるのにおすすめ
・1.01の365乗は37.8
・語彙力こそが教養である
・いつでも本がそばにある環境をつくる
・忙しいタイミングでの読書は効率が良い
余談だが、このアプリも同著で紹介されており知った -
なぜ読書をする必要があるのか迷った時に読むと良いです。
本のジャンル毎に効果が見え始めるまでの時間が変わり、その辺りの説明もされております。 -
読書に対してのモチベーションを更にアゲてくれた。読書の重要性、すぐではないけど何年後かに生きてくると言うことが認識できた。著者の体験を交えて書かれていて大変参考になった。読書は気負わず、万遍なく色んなジャンルの本を毎日10分でいいので、気軽に読めばいい。
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毎日10分の読書を続けたいと思った。積み重ねが語彙力等の向上、自分の世界を広げることにつながることを知れた。さっそく、読書アプリをダウンロードした。
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読書の力で東大に現役合格。在学中も起業を目指しており、結果大手学習塾に就職したけれども、働きながら通信制大学を終了。
とっても頭が良い人。だけど、ネットでマンガ読んだり、ゲームしたり。10代の若者たちもこんな先生に10分まず、読書してみたら?と言われたら受け入れやすいように思う。付箋を貼る方法を試してみよう。 -
国語講師の方の、読書についての本。
読書する人間にとっては、納得の一冊だった。
読書の定義、自分の世界を広げること、というのは、素晴らしくその通り!と思った。
読まない人にも、毎日10分で何を読んでも良い、というのは、ハードルが低くて、ありなんじゃないだろうか。
オススメの書籍も読んでみようかな、と思った。 -
もともと読書が好きなので読書法などの本も好き。
筆者が読書で実際に将来の道が拓けた経験や小学生の子供の国語の問題に対する答え方について書かれたところは説得力があり、読書の必要性を改めて感じた。
特に自分の子供には本を読み、自分で学ぶ習慣を身につけてもらいたいと思った。
私は本を読むのは好きだが、読書ノートをつけるのはとても面倒くさく続かない、活かせないのが悩み。
筆者はその作業が好きなようで読書がとても身になっているのは見習いたい。
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読書は時間・お金のどちらから見てもコスパの高い自己投資である。
具体的には、読書を通じて「語彙力」「客観力」「想像力」を身につけることができる。
1日10分であっても、じわじわと必ず効いてくる
エモーショナルとロジカルを横軸に、フローとストックを縦軸にマトリックスを描くと、読書を4種類に分類することができる。このマトリックスを活用して選書をし、さらなる読書の質向上を目指そう。