料理家 村上祥子式 78歳のひとり暮らし ちゃんと食べる! 好きなことをする!

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087861310

作品紹介・あらすじ

「ちゃんと食べて、ちゃんと生きる」。村上さんの実践する「食べ力」(R) は、生き方の栄養学です。ー野崎洋光さん(分とく山 総調理長)

これまでに出版した著書は500冊以上!
生き方、家族、仕事、暮らしの知恵から
80代の夢と計画、おすすめレシピまで。
78歳の料理家・村上祥子の元気の秘密がまるごとこの1冊に!


社宅に住む主婦だったときに、料理コンテストで優勝。その後、料理研究家として活躍を続け、地元・福岡と東京を頻繁に往復してきた村上祥子。管理栄養士として、糖尿病、生活習慣予防改善のためのカロリー控えめで栄養バランスの優れた食事を考案し続け、「たまねぎ氷」「にんたまジャム」など健康に良いアイデアレシピを創ってきました。

「ちゃんと食べて、ちゃんと生きる」。現在まで、ぶれない考えが生まれたのは、30代後半で顎骨の骨髄炎を患ったとき。40代に入って病名が判明し、10回の手術で抜歯18本。闘病生活は4年に渡りました。「華やかなごちそうよりも、おしゃれなメニューよりも、堅実な食生活が大切」。憑き物が落ちたように、食べる意味を悟りました。

現在、78歳。子どもたちは独立し、夫は6年前に先立ち、“後期高齢者のひとり暮らし"。1日3食ちゃんと食べているけれど、手間は省いて簡単に。材料をマグカップに入れ電子レンジでチン! の「マグカップごはん」。肉、魚、野菜をフリーザーバックに入れる「1人分冷凍パック」。料理教室で生徒のニーズを知って編み出したメニューを私生活でも実践。体調は絶好調。子どもたちの食育と、自立するシニアのための料理教室に力を注いでいます。

80代の夢は、美味しいランチを提供する「村上食堂」のオープン。世界のおばあちゃんを取材して、とっておきのお菓子の作り方を本にまとめること。好きなことを続けるために、ちゃんと食べ続けています。人生を振り返りながら、気負わない毎日の暮らしぶりを紹介、実際に食べているごはんのレシピをお届けします。

●著者について
村上祥子(むらかみさちこ) 料理研究家、管理栄養士、福岡女子大学客員教授。1985年より福岡女子大学で栄養指導講座を15年担当。治療食の開発で、油控えめでも1人分でも短時間でおいしく調理できる電子レンジに着目。以来、研鑽を重ね、電子レンジ調理の第一人者になる。

感想・レビュー・書評

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  • この方のバイタリティーにびっくりしました。また誰もこのようにできないと感じました。すごい人です。会ってみたい。

  • 村上先生、カッコいい。
    一人暮らしを始めた頃、先生の本に出会いました。
    それから25年!
    今でもその本は持っています。もうボロボロ。
    村上先生のような、丁寧な暮らしに憧れます。

  • 年齢的にも
    ピンピンころりを目指したいと思っていた時に
    手に取った1冊

    生き生きとした人生を生きている

    好きなことをお仕事にして
    楽しんでいる姿

    私を励ましてくれた本

    とにかく明るく前向き
    そして食べることも ハードルが低いから
    すぐできそうなことばかり

  • 異常な体力の持ち主のムラカミ先生。
    歳をとるたびに更にパワーアップしておられる感じがします。
    連載に電話番号まで載せて、質問まで受け付けるというエネルギーも凄いですし。

    子育ても含め、主婦として成功体験が多い方だと思うのですが、本当に伝えたいのはお料理のことのみで、子どもたちに「言葉に表して残したい、伝えたいこともありません。」という潔さが気持ち良いなぁと。

    先生の他の著書も改めて読んで、たんぱく質をきちんと摂れる食事を意識したいと思いました。

  • シニア向けに書かれたのかな?というメッセージが散見された。

    個人的に一番印象に残ったのは、スクラップしたレシピや記事を、食品成分表の食品コードに合わせて整理していた話。
    ちょうど、自分が在学中に「村上祥子料理研究資料文庫」がてきて、登場料理家としての道に進むこと自体にとても憧れがあったので拝見していたが、作られた経緯やこだわりはもっと早くに知っていたかった、、!

    【フレーズ】
    ・p112
    誰も見ていなくても、「おひとりさまごはん」がちゃんとできていること。それが、いくつになっても人間らしい自分を確立するための必須条件です。

    ・p99
    本物のシニアになったら、断捨離にエネルギーを使うことは、まず、しません。体力があるうちに出来るだけ整理することです。

  • 元気の源は食から!

  • この頃の大人は、子どもがすることに必要以上に口出しせずに上手に手を貸してくれてたなあと、今振り返ってもありがたく思い出します。

    「できないことはない!やったことがないだけだ!」が私のモットー。何事も、まずはやってみないとわかりません。「まず、やってみて、不具合を調整する」の繰り返しで、50年経ちました。

    「できないことはない。やったことがないだけ」の精神を、学生たちにも授業を通して伝えてきたつもりです。自分の能力を最大限発揮できる場所を探しなさい。そのためには、待っているだけでなく、とことん自分で動いて見つけること。そうすれば、自分に言い訳しないですみます。

    料理をしているときに、青じそが1枚あったら、刻んで添える。木の芽をちぎって、みそ汁の椀に散らす。ちょっとしたひと工夫で、心が豊かになります。そういう文化が、日本の家庭からいつのまにか消えてしまったように感じています。そういう「気は心」の文化を、これからの若い人たちに伝えていきたいと願っています。

    できること、したいことを考えていると、悩んでいる暇はありません。

  • パワーと行動力のある方だと思った。ある1日の食事写真ではしっかり食べてみえて、自分が年を重ねてもこのくらい食べて元気に過ごしたいなと。

    顔と名前だけの認識だったが、商品・レシピ開発したり、猛勉強して管理栄養士の資格を取ったりと常に行動し、自身をアップデートして料理に向き合っている人だと読んで知ることができた。

    電子レンジのレシピや、たんぱく質の摂り方など知りたい内容が多く、濃い一冊だった。

  • もう数十年前に村上祥子氏のレシピ本で電子レンジ調理に目覚めた事を思い出しました。「やったことないだけ」を心に留めておきたいと思います。

  • 78歳で料理家。現役 バリバリ...すごいです。

    シニア世代で健康で活躍している人の生き方を知りたくて読んでみた。
    食は元気の源。頭を使って食べなきゃダメですね。
    そして身の回りの整理は60代前半に...etc

    なんか色々考えることあり
    そして実行せねば...

    今に集中するためにも...
    元気・そしてシンプルに暮らすことが大事なのかもしれない...

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著者プロフィール

村上祥子
料理研究家、管理栄養士、福岡女子大学客員教授。
1942年、福岡県生まれ。85年より福岡女子大学で栄養指導講座を担当。治療食の開発過程で、油控えめでもひとり分でも短時間でおいしく調理できる電子レンジに着目。以来、研鑽を重ね、電子レンジ調理の第一人者になる。生活習慣病の予防・改善、個食時代のひとり分簡単レシピ、小・中学校や幼稚園・保育園への食育出張授業、シニアの料理教室などに力を注ぐ。「バナナ黒酢®」「たまねぎ氷®」「にんたまジャム®」など、数々の健康を助ける常備食を考案。これまでに出版した著書は570冊以上、合計1200万部を超える。

「2024年 『82歳村上祥子の人生、ただいま拡大中!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村上祥子の作品

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