「何者」かになりたい 自分のストーリーを生きる

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087880540

作品紹介・あらすじ

革命的クリエイターが、9人の新時代のリーダーたちと、令和を生きる難しさと苦悩、それを乗り越え、成長するヒントを求めた「対話」の時間――。
広告界の風雲児と称賛され、「変化と挑戦」を合言葉に令和を疾走する三浦崇宏。怖いものなしで突き進むかのように見える三浦だが、時に悩み、立ち止まることもある。そして、そんな苦悩を乗り越え、成長していくために必要なことは「人との対話」であると言う。SNSにおけるフォロワー数や拡散といった影響力の比べ合いと、メディアとSNSによる炎上文化のせいで「大物にはなりたくないが、何者かにはなりたい」と多くの人が願うようになった。本書では、令和という新時代の気分を体現化するかのような、この中途半端な欲望の正体を探り、変化する社会のもと、それでも「何者かになりたい」と悩む人々に歩み寄る。そのために三浦は「対談」という形式を選び、新時代のリーダーともいうべき9人と対話の時間を持った。「何をしていいかわからない、でも、何かしたければなんでもできる時代に生きている」――令和は素敵な時代だ。(あとがきより)
対談相手(くつざわ、山内奏人、佐渡島庸平、カツセマサヒコ、正能茉優、郭晃彰、龍崎翔子、ゆうこす、糸井重里〈登場順〉)

〈目次より〉
●人間はみんな弱い。では強くなることは本当に大切なのか?
1●若いうちから「何者」かになりたいと思ってるなら ×くつざわ
2●「何者」かになるために必要なのは「才能」なのか ×山内奏人
3● 自分の人生をストーリーにする ×佐渡島庸平
4●日常はドラマチックじゃないなんて誰が言った? ×カツセマサヒコ
5●一流とは? フロー型人材とストック型人材 ×正能茉優
6●社会のバグになってはいけない ×郭 晃彰
7●もう、意味の分かんない飯は食わなくたって、いい仕事は成り立つ ×龍崎翔子
特別対談●恋愛ってずっと難しいよ ×ゆうこす
特別対談●「ほんとのことを言わないと 苦しい」って分かった ×糸井重里

三浦崇宏(みうら・たかひろ)/1983年東京都生まれ。The Breakthrough Company GO代表取締役、PR・クリエイティブディレクター。博報堂、TBWA\HAKUHODOを経て2017年に独立。 日本PR大賞、Campaign ASIA Young Achiever of the Year、ADFEST、フジサンケイグループ広告大賞、グッドデザイン賞、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル、ACC賞クリエイティブイノベーション部門グランプリなど受賞多数。 「表現を作るのではなく、現象を創るのが仕事」が信条。明るく頼もしいキャラクターで、業界内では公私ともに慕われ、パンチラインを連発するツイッターなどのSNS発信でも多数のファンを獲得している。

感想・レビュー・書評

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  • 誰しも「何者か」になりたいって思ったことはあるのではないでしょうか。

    著者と、様々な方面で活躍されている方との対談。知らない方が多かったけれど、それなりに楽しめたかな。

    何かを変えてやりたいというよりは、何かが変わってないことが不思議だという考え方。

    ぜんぶの頼まれ話を「自分が頼むこと」に変換してみると、考えやすくなる、

    という言葉が印象深かったかな。

    尊敬する糸井さんとの話も読めたので満足です。

  • 結果を出していくうちに仕事を選べるようになる。

    何者になれても幸福とは限らない。なぜなら、何者かになるということは周りから求められるということだから。

    一生懸命仕事する人→臆病→自分が天才だと思う瞬間と無価値だと思う瞬間の振れ幅の広さと速さ

  • 言語化力の三浦さんと、気になってる人達の対談だったから読んでみた

    今では何者かになれてる人たちも、現在進行形で悩んだりしてるんだなぁーと親近感。でもやっぱり、置かれた環境や今の仕事に向き合ってこなしているところはやっぱりプロだし、登りつめた人だなぁと尊敬。

    みんな悩んでるから、私もまず目の前のことちゃんとやろうって結論に至った

    くつざわさんの葛藤は個人的に凄くしっくりきた。
    (頼まれたものをやる、本当のなりたい自分からどんどん離れていった話、とか)

    小説など文学に生き方のモデルケースがある、ていう話も共感

    カツセさんも好きだから対談嬉しかったし
    「独立がカッコイイとは思わない」「日常を生きることでもドラマチック」みたいな目線も嬉しかった

    龍崎さんの「飲みに行こうよ」がいいにくいコミュニケーションも共感。結論、意味わかんない飲みはしない

  • 妻になり、母になり、自分は何者なんだ、と悩む時間が増えて、この本を手に取りました。

    『私は何のために生きているのか』『私の幸せとは何か』と自問自答する日々の中、本書は成功してるように思える人たちも同じような葛藤を繰り返して日々過ごしているんだと教えてくれました。

    その事実だけでも励みになるし、それでも歩みを止めてはならない、行動し続けなくてはならないんだと自分を奮い立たせるきっかけになりました。

    本書は、おそらく就活前の若い方達に向けた本かとは思いますが、私のような八方塞がりの大人にも前進するきっかけを与えてくれました。


    ただ、対談相手の方の人生観を聞いているはずが、著者の方の思想に偏った結論にまとめられてる感は否めなかったです。

  • 対談集です。ちょっと物足りないかな、で終わっちゃうのが惜しい。

  • 才能って、人より何かが足りないこと。
    なんでこんなことやらなきゃいけないんだろうって気持ちと、こんなに私に向いている仕事はないって気持ちを行ったり来たりしながらやってくもんだから。
    才能って、欲望の距離と解像度。
    大きな理想を欲望できること.
    欲望の距離だけだと妄想で終わってしまうので、実現までの道のりを丁寧に考えること

    世の中、僕と同じようにうまく行かなかった人の方が多いと踏んでるんです。その人たちに、それでもまぁ大丈夫って安心感を与えたかった。

  • 三浦さんは好きだが、この本の内容のうち、彼のパースペクティブの外側のものは無いんじゃないだろうか。

    それが彼の対談のクセなのか分からないが、すべて自分の土俵の中に持っていってしまうというか、なまじ多くのことを鋭く語れるがゆえに、結果的にそうなってしまうのだろうか。

    彼のツイートをよく読んでいる身からすると、新しい情報は何もなかった。

  • 【資料ID】 97210413
    【請求記号】 159/M
    【OPAC URL】https://opac2.lib.oit.ac.jp/webopac/BB50242982

    ”この本は、あなたのために書かれた。”

    令和という時代、自分がやりたいこと、本当にやるべきことってなんだろう。

    この本に登場する10人は同じ時代を生きている。
    全員が自分の物語を生きている。
    誰の人生もそれなりにしんどい。
    ただし、自分が選んだそのしんどい経験を楽しんでいる。

    何をしていいかわからない、でも、なにかしたければなんでもできる時代。
    自分の物語を生み出すヒントを見つけてみませんか。

  • GO代表三浦崇宏と10人の対談集。
    著者が気鋭の広告クリエイタだけあって、心を揺さぶれる文章を書く。読みやすく、内容も面白かった。

    「だれもが自分の人生を生きている」
    人は自分の人生しか経験できないが、色んな人の人生観とストーリーを読むことでその一部を味わうことができると最近思う。そしてその事後性の獲得は自分の今と将来にきっと役立つ。

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著者プロフィール

The Breakthrough Company GO 代表取締役、PR/CreativeDirector 博報堂・TBWA\HAKUHODOを経て2017年独立 『表現を作るのではなく、現象を創るのが仕事』が信条。 日本PR大賞・CampaignASIA Young Achiever of the Year・ADfest・フジサンケイグループ広告大賞・グッドデザイン賞・カンヌライオンズクリエイティビティフェスティバル ゴールド他受賞。ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS イノベーション部門グランプリ/総務大臣賞 受賞。広告やPRの領域を超えて、クリエイティブで企業や社会のあらゆる変革と挑戦を支援する。

「2020年 『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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