- Amazon.co.jp ・マンガ (154ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088653259
感想・レビュー・書評
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たしかに、いろんなものを切り捨てたために、きわだった部分もあるなぁと思いました。
きれいにまとまった最終話のあとに、「特別編」をつけたのは、悪意だなぁと思いますが……。
でも、夕霧はいないという……。
きら版の雲居の雁も、ちょっと見てみたかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全四巻の最終巻。
三巻が終った時点で、源氏が明石から帰京したところだとすると、どこまで扱われるんだろう、と思いながら読んだ。
ところが、一応第三部の終わりまでカバーしている。
夕霧や明石上、明石中宮とかをバサバサ切ったおかげか。
嫉妬する人、紫の上がいかんなく表現されているかな、とは思う。
ただ、この漫画には秘密がない。
紫の上は、冷泉帝が源氏と藤壺の子であることを知っている。
そして、藤壺と紫の上は、宮中での絵合でしっかり対面している。
源氏の妻であることに有頂天だった紫の上の感情は嫉妬に一転し、藤壺に激しく向けられる。
この直裁さに、思わずたじろいでしまうのだけれど、「形代の物語」たる源氏のテーマを、ストレートに表現しているのだな、とも思う。
秘密がないといえば、息子、柏木が女三宮と密通したことを、父「頭の中将」(この時点では致仕大臣のはず)が知っていたり(笑)。
四巻という短い幅の中で、紫の上の死まで収めてしまっている。
この短さで、と思うと、作者の力技に感動する。
四巻読み終わって、きら源氏のテーマは、「罪を背負ってでも生き続けろ」ということだったのかな、と思った。
このメッセージが藤壺から源氏へ、源氏から柏木へと「転送」されていく。
これまた今時のメッセージだな、と思う次第。 -
とても切なくてただただ愛してる。愛してる、愛してます、あなたにいて欲しい。・゜・(ノД`)・゜・。
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よかった。
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紫の最期に泣いた。こういうところ、ホントきらさんうまいと思う。
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全4巻で完結。切ないですね。。。
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原作よりも好きかも。こんな源氏物語もいいなぁ。
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紫の上の苦悩がよく描かれてる。女性の立場から見る源氏物語って感じ。
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源氏と紫がメイン。源氏の人間味がまた切ない…
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こんな源氏物語の解釈もあるのかと驚いた。
切なすぎる。
そして 終わるの早すぎる。