- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088656441
感想・レビュー・書評
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余裕を感じさせる面白さ。名作ではないけれど、率先して読みたくなる。
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画力抜群のもんでんさんが描くから、丸いだけの天使ビジュアルが生きる(笑)。死を前にした人間の前に現れる天使と人間の物語。人間の業と、元人間の天使の間に紡がれる心情の物語とも言える。がっつりお涙頂戴系だけではなく、人を愛する気持ちと言うものが描いてある。第1話のアリエの自己犠牲愛が切なすぎて、世界観にいきなりダイブさせられる。そして、もんでんさん描くイイ男が色々拝めるのもお得感あり!!
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★内容説明
神や天使は存在する。ただ人間が想像しているのとはかなり形態が違うのだが…。天界の生命維持管理局。その局長が【神】で職員が【天使】にあたる。この物語は、そんな彼らの愛と苦悩と喜びの記録である。
【収録作品】シカタナイ一夜/キリガナイ虹の果て/ヤルセナイ愚か者
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もんでんあきこさんの漫画です。
現在、スペリオールで『雪人』を連載中で、その1巻が出たのでAmazonで購入したのですが、そのときにこれも紹介されていて。
もんでんあきこさんの他の作品にも興味があって、これも一緒に買ってみました。
『アリエナイ』ことが起きた月曜日。
冴えない毎日を送っていた女性のもとに、美形の青年【アリエ】が現れます。
彼は自らを天使といい、手違いで主人公の女性の寿命があと一日だと告げます。
残された一日をどう生きるか。
彼は女性の最後の願いを叶えるために遣わされた存在でした。
女性はどんな願いを望み、最後の一日を過ごすのでしょうか。
あまりにも心優しい天使の青年は、彼女の望みを叶えることが出来るのか。
女性の身に起きたアリエナイ出来事。
けれどそれは、涙無しでは読めないお話になっています。
アリエの同僚【シカタ】。
アリエやシカタの上司【キリガ】。
そしてキリガと同じサトリの力を持つ【ヤルセ】。
それぞれの天使が人の傍らに寄り添いながら、本当の愛、本当の優しさ、本当の涙を紡いでいきます。
どのお話も、非現実的な存在が関わっているのに、より人間的で、より現実味のある生き方をしている天使たち。
『天使』という存在の意味とはなにか。
そこにもまた、一つのドラマが隠されている漫画です。
機会があれば是非、読んでみて下さい。 -
もんでん さんの描く男性キャラは、色気があって良いよね。
それだけで目の保養的な感じが。。(笑))
いやいや―――心に残るファンタジーな、お話でした。
続編を描かれるのをお待ちしております。