機巧童子ULTIMO 10 (ジャンプコミックス)

  • 集英社
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本棚登録 : 121
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088708256

作品紹介・あらすじ

大和と善童子クラブの面々は、皆の相互理解と「悪」を知るために、「研修旅行」へ行くことになる。その行き先は、1947年の日本…! その前に「悪」の陣営と交戦中のひばりを救出に向かった一同だったが、進化したバイスは驚くべき「能」を発揮する!!

感想・レビュー・書評

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  • 後半の展開にシビれた。
    まぁ、ジャンプ的な展開といえばそうなのだけど、それをここで見せる心意気が凄い。

    でも、ここには、善童子たちは出てきていないので、それが、演出なのか、善童子たちと袂を分かったのかはお楽しみですねぇ。

    中庸よりも、大きな「善」を見つけることが出来るのか?
    でも、あまりにも飲み込みすぎると、やっぱり「悪」に近くなるのではないか?

    それを少年マンガでどこまで描いていくのか。

    この人、本当にすごいと思います。

  • 大和の母親とウルの遣り取りを見ていると
    ウルの性別を忘れてしまいます。

    それはさて置き。
    ウメの前世を知る為に第二次大戦直後の日本へ遡った大和達。
    前世の梅は大人でも中身が変わってなくて良かったです。
    この時代の梅は梅ちゃんじゃなくて、姉御と呼んだ方が性に合っています。

    それにしても最後。
    未来の世界で何故悪側と大和が共闘しているのか。
    次巻で少しでも解明して欲しいです。

  • 無能の極みって・・・

  •  みんなで仲良く親睦旅行。そのまえにショタホモはあれど、仲間よろしく敵もニコニコするためにはどうすればよいか悩む主人公に光明が見える10巻。

     善の闇。今回は善のなかにも光と闇があることが描かれました。善の光に従うことだけがすべてを救えるわけではない。超未来の警察官であるムサ山くんは過去の姉の言葉を思い出し、その汚れた部分に嫌悪感を示します。究極の善と悪の戦いは引き抜き合戦が最終的な勝利を呼び込むとされていますが、この闇の部分を受け入れること、それとも確固たる光を保ち続けることが正解なのかここいらで善のサイドにも歪みが生じそうでこの善悪対決も面白くなってまいりました。闇堕ち、善玉覚醒は物語に欠かせないファクターですが物語のテーマがテーマだけにそれが答えとは限らないのがミソですね。

     しかし、今巻はラストに未来の答えを見せる飛び道具なオチでびっくりしました。悪との共闘、まるでどこぞのバトル漫画でも見ているかのような錯覚に陥る展開。こんな感じの未来なら胸熱ですが、これもまた可能性の話。この時点で一つの答えを見せる意味を次巻で教えてくれるのかな。スタン・リー…ただのアメコミ映画に出たがるだけじゃないぞこの大御所は!

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著者プロフィール

1972年、青森県生まれ。1994年、『ITAKOのANNA』で第48回手塚賞佳作受賞。1997年、『週刊少年ジャンプ』において「仏ゾーン」で連載デビュー。作品に「SHAMAN KING」のほか、「重機人間ユンボル」「機巧童子ULTIMO」「猫ヶ原」などがある。

「2022年 『小説 SHAMAN KING(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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