- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088722832
感想・レビュー・書評
-
翁は、修羅と化した四之森蒼紫の安息の地はもはや死しかないと言い、剣心に蒼紫を殺してほしい、それができるのは剣心だけだと頼む
しかし、剣心は蒼紫の安息の地は死ではなく、仲間のいるここだと言い、必ず連れて帰ると約束する
剣心、斎藤一、相良左之助は、対決の場比叡山へ向かう
左之助と安慈の対決
その最中、明治政府の廃仏毀釈の策により罪もない子供達が寺と一緒に焼き払われてしまった安慈の悲しい過去が明らかになる
激しく打ちのめされながらも、必死に食らいつき、安慈のいう救世が間違っている、亡くなった子供たちが望んでいるのは復讐ではなく、安慈の幸せなんだと叫ぶ左之助
明治政府に恨みを持ち、喧嘩ばかりしていた左之助が、いつのまにか仲間の大切さに気付き、自分をも大切にしている
まさしく死闘。守りたい者たちのために絶対負けられないという気持ちと気持ちのぶつかり合いだった
その点で、左之助が勝ったということか
安慈が肌身離さず胸にしまっていた血まみれになった子供たちの位牌を抱きしめ、泣き崩れる安慈。
明治政府の焦りやほころび、罪の深さを感じた
なかなか読み応えのある巻だった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
和月伸宏『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 巻之13』は悠久山安慈の過去、廃仏毀釈の悲劇を描く。本作品は第2巻で赤報隊の悲劇を描いた。明治維新の恥部をエンタメ作品で描いた本作品の功績は大きい。
しかし、著者は第13巻のコラムで「悲劇的なエピソードは辛くエネルギーを使う。物語は明るくハッピーな方が良い」と書いている。実際、第7巻までのコラムを読むと作者は追い詰められたメンタル状態だったように感じられる。
私は本作品をシリアスなバトル漫画として楽しんでおり、明神弥彦や神谷薫のドタバタ劇は食傷気味であった。京都編で新登場した巻町操も五月蝿いキャラクターであり、ストーリーを楽しみたい向きには邪魔である。京都編で折角、シリアスなバトル漫画として盛り上がってきたのに、騒々しいキャラをどうして出すのかと感じたものである。しかし、作者は描いて楽しいキャラクターとコラムで説明している。操のようなキャラクターを描くことは作者にとって必要なことなのだろう。 -
志々雄のアジトへ。
ダンジョン風なのは、『男塾』みたい。
左之助対安慈メイン。
剣心と斎藤だけでも攻略できそう。 -
左之助かっくいいよ、左之助。
-
方治が好きすぎる。ししおもししおで爪を剥がしただけで許すんかい!
-
願ってるのは幸せだけ
-
不殺を信念とする剣心はかっこいい。戦いの中だけじゃなく、日常のふとした時にも人を救う。
安慈…!!この闘いシーンはもっと見たかった。 -
安慈ー!
-
和月伸宏