封神演義 19 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088728452

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  • 殷と周の最終決戦・牧野の戦い!妲己の傾世元禳で誘惑された殷の兵士たち。その誘惑を無効化しようと太極図で押し返そうとする太公望。しかし、お色気によって周の兵まで誘惑され、戦況は危機的状況に!そこに現れたあの助っ人!太公望と妲己の長きにわたる因縁がここに来て追い風となるのは熱い。

    兵同士の戦争は決着がついたと思いきや、妲己側も仕込んでいた助っ人が登場する。それはまさに紂王その人!戦えば戦うほど強さを増していく。どこかの戦闘民族へと魔改造された紂王が牧野を拳一つで蹂躙する!荒れ狂う紂王の背後では、申公豹が妲己とその背後にいる存在の目的を暴いていく。これまでの歴史は作られたものだったのか、それとも掴み取ろうとしているものだったのか。

    自らの国の民からも恐れられ、妲己からも見放され、孤立したことを悟った紂王。「予は悲しい」とあれほど叫んでいた彼の翼は折れ、天子は地に墜ちた。
    「この国に王など…王などもうどこにもいない…」
    玉座に座る紂王の姿が目に焼きついて離れない。妲己にいいように操られ、貧困に喘ぐ自国の民から刃を向けられる。滅ぶとはこういうことなのだと突きつけられるようで、ただただ悲しい。

  • 殷と周との最終対決、牧野の戦い。

    紂王、哀しい…

  • 牧野の戦い。殷と周の決着をつける戦いをこれまで通り人の対決とするだけでなく、妲己と太公望の戦いとしても描き、さらに紂王についても衝撃の戦いが巻き起こる。一つの戦いで盛り上げに盛り上げていく。
    そして申公豹によって語られる妲己の背後にいる「歴史の道標」の正体と目的。ここで語るにはテンポが良くない、という気もするのだが、殷と周の決着がつけばそれで終わりではないということをこの時点で見せておくことは実に巧妙。

  • ジャンプ・コミックス

  • 第161〜169話収録。
    表紙の紂王格好良いなあ、本編中戦う姿は韋護がいうように「キショ…」だったが。その戦いの最中、遂に妲己の後ろ盾である女媧(じょか)の存在について語られる。申公豹はよくもまあこんなに調べ上げることできたよね。哪吒と楊戩のコンビネーション良い感じ、何だかんだ言って仲良しだね。紂王が正気を取り戻し朝歌へと戻った直後の話の切なさよ、そして天化の決意が次巻で明らかになる。

  • 巨大な歴史の分岐点―殷と周の最終決戦がついに始まった!太公望は妲己の誘惑の術に苦戦するも、スーパー宝貝・太極図により呪縛を解除。だがあくまで余裕の妲己。その笑みを裏付ける驚異の切り札とは…!?(Amazon紹介より)

  • 牧野の戦い。俯瞰の戦局図が出るなど、本格的な地上戦。空中では色々行われてるんですが。妲己の真意は?

  • 太公望VS妲己、周の兵25万人対殷の兵70万人と圧倒的な不利でついに開戦。誘惑の術を解くためにスーパー宝貝・太極図を駆使するが苦戦を強いられるが、思わぬ援軍により救われる。妲己も切り札となるものを出すのだがその正体は…紂王でした。粉うことなき紂王でした。心が。衰退していく者、国もあれば、新たな息吹きを吹かす者とその力を受け芽吹こうとする国の対比が歴史の壮大さを物語る。紂王のもたらした衰退が儚くも切なく、姫発改めて武王の力強さがこの歴史を引っ張らんとする姿が紂王を引き立ていて何とも言えない風合いを出した巻。妲己がノリノリな戦いなので真剣さを欠いた戦いだが…そこが良い!!お色気3割増!!!何という敵だ。少年誌掲載というのが悔やまれる。地味にナタクと楊ゼンのコンビネーションが素晴らしいね。歴史の道標の正体がジョカであり、正体も分かり、SF歴史ファンタジーとして更に壮大的な物語になってきたぞ。

  • 「この国に王など…
     王など もうどこにもいない…。」

  • お気に入りの巻の一つ。紂王好きです

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