天孫降臨: 妖怪ハンター 稗田礼二郎フィールド・ノートより (ヤングジャンプコミックス ワイド版)
- 集英社 (1993年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088750101
感想・レビュー・書評
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もしも過疎集落が地域振興の一環として着手した祭りの復活がとんでもない悪手だったら……な「闇の客人」、「花咲爺論序説」「幻の木」の続編「川上より来たりて」、引き続き登場の天木兄妹が大活躍、トラブルメーカーながら憎めないキャラの橘(ここで見納めっぽいけど)も出てくる、全三話からなる壮大なスケールの「天孫降臨」と、どれも読みどころは多いが、ド派手なアクション大作よりもホラータッチな民俗伝奇に心惹かれる自分には、最後の「天神さま」が猛烈に面白かった。
わらべうた怖い。
あと沢口と先輩はさっさとくっつきなさい。
掲載誌の月刊ベアーズクラブ、ヤンジャンベアーズが超絶懐かしい。
ていうか読んだ記憶はほぼない。
昭和63年〜平成3年。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔話や日本神話などをベースにした民俗学的ホラー。「この地域の風習だよ」と言われると、それはそれとして受け入れるしかなく、深く考えずに従っていると、気がついたときには取り込まれている、という恐さ。
「通りゃんせ」は高校生の頃に担任の先生と盛り上がった記憶がある。一緒に「かごめかごめ」も調べてた。
民俗学的ホラーがずっと好きで、諸星大二郎先生の本を読みたいなぁと思っていたら、最寄りの図書館にあった。元々は映画『奇談』を見たことから。『古事記』『日本書紀』には明るくないので、それらの知識も欲しいなと思った。
収録されているのは以下のエピソード。
闇の客人(まろうど)
「花咲爺論序説」と「幻の木」事件 -概要-
川上より来たりて
天孫降臨
第一章 大樹伝説
第二章 樹海にて
第三章 若彦復活
天神さま -
諸星大二郎氏の作品『天孫降臨(1993)』を読了。 あーすげー世界観。唯一無二の世界観。凄く内容が濃い。読み応えマックスです。タイトル作「天孫降臨」も良いが・・・”天神さま”も面白かったなー。 もちろん、傑作。
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妖怪ハンターこと、考古学者・稗田礼二郎シリーズ。
先にこれを買って、引っ越しの際、誤って処分してしまい、
後から文庫の『妖怪ハンター』全3巻を購入。
こちらは天木薫・美加兄妹が登場する「天孫降臨」と
周辺のエピソードを収録。 -
闇の客人
川上より来りて
天孫降臨
天神さま -
表題作はなんか壮大すぎてインディ・ジョーンズみたいな印象だ
「闇の客人」「天神さま」のがモロダイ的な気がす -
妖怪ハンター稗田礼次郎シリーズ第2弾。私的には「闇の客人」「天神さま」がオススメ。