- Amazon.co.jp ・マンガ (116ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088765143
感想・レビュー・書評
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なんちゃって民俗学者の
もっともらしい解説がかなり
ツボ。
河童愛、河童道をまったり
極めたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カッパ、飼いたい・・・
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全巻読破。ゆるーい感じの作品だけど、たまにウルっとくる。
もし、カッパが飼えるならどんな感じなんだろう。 -
お正月のゆるゆる気分で読んだ本。
カッパがいるのが当たり前という前提で話が進んでいくのがシュールです。
(なんてね)というボケがいつかくるだろうと思って読んでいくものの、ボケるどころか、どんどん詳細な飼育法について語られていくため、(この本は一体どこへ行くんだろう)と気になりながら読み進みました。
時代設定は、高度経済成長期の昭和40年代。
幼少時から、拾ってきた野良カッパと暮らしてきた主人公は、上京し社会人になって、ペットとして家カッパ「かぁたん」を飼い始めます。
なんと、ペットショップで78,000円で売られているとのこと。
これは高いのか安いのか、リアルな価格設定です。
カッパの生態について、とことん詳しく紹介されており、驚きます。
これまで、カッパについて知ってはいたものの、幻の存在として、あまり詳しいことは語られていなかったため、「偏平足だから相撲強い」などとこと細かに書かれているのを読んでいると、なんだか本当にカッパがいて、ハウツー飼育本を読んでいるような気になってきます。
作者のカッパへの愛で充満している本。
はじめは、見慣れなかったカッパも、だんだんキュートに思えてきます。
野良カッパと家カッパの違いなども詳細に語られています。
賢いらしく、お手をしたりするカッパなんて、いいですね。
ただ、犬より知能があり手も使えるため、首輪を自分で外せてしまい、リードは意味がないそうです。
日本カッパ連盟サイトに5千以上登録されている、なんてさりげなく書かれているため、(本当にそういった団体があったりして)と、検索してみたりしました。
もちろん、ギャグベースのコミックですが、その割には大真面目なので、嘘か誠かわからなくなってくるほど。
トリュフを探し当てるのが雌豚なら、温泉を探し当てるのがカッパという理論には笑ってしまいました。
さらに、カッパがダウジングで探し当てる図には、吹き出しました。
主人公は自分のカッパを公園デビューさせます。
その公園で出会ったのが、こわもてのカッパ。
カウボーイハットをかぶったベスト姿で、眼光鋭く、妖怪のように迫力ありまくりです。
人も恐がるそのカッパは、風貌からヘラクレスと呼ばれていますが、本名はチーちゃんで、飼い主は幼稚園児だったということがわかって、そのギャップにヘラクレスが一番好きになりました。
カッパの泳ぎの練習も語られます。
カッパは初めから泳ぎが上手なわけではないとは、知りませんでした。
ダイビングの水抜きのように、カッパの場合は、おしりから体内に空気を入れないと浮かないとのこと。
その技を習得しないと、川流ればかりしてしまうそうです。
ユニークなカッパ用浮き輪も売られていて、笑えました。
また、公共プールはヤクザと同列で禁止されていました。
全てのエピソードが淡々と語られて、そこがなおおかしみを誘います。
途中まで気がつきませんでしたが、主人公初め、人の顔は一切描かれていません。
正面を向いていても、のっぺらぼうという思い切りの良さ。
そのせいか、後ろ姿がよく描かれています。
ゴルフ場のキャディーさんの98%がカッパだという話も楽しくなりました。
特に池ポチャの時に、活躍するそうです。
池に入らないと、お皿が乾いてしまいそうですけれどね。
ノスタルジーとシュールなギャグが混ざった、楽しい本でした。 -
お借りした全巻を1日で読破。
何ともこう、キュンでホロリなのである。
故郷に帰りたくなった。 -
ななさんからお借りし、15冊一気に読了しました
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全15巻
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時は昭和40年代、世の中は高度経済成長を終え、本当の豊かさを求め始める人々の間で、ちょっとした河童ブームが起こっていた。
都会でひとり暮らしをする「私」も、この度、新しい家族として仔河童の「かぁたん」を迎えることしにた…。 -
石川優吾