江戸川乱歩異人館 9 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088797885

作品紹介・あらすじ

明智小五郎×蛭男〜吸血鬼〜/妖艶な未亡人・畑柳倭文子──。彼女を巡る男同士の決闘から始まった、おぞましき事件。怪物に襲われ、怯える夫人。倭文子は事件の解決を期すべくあの男──うつし世の名探偵・明智小五郎──を頼ることに。明智の出馬で、一気に解決かと思われたが再び惨劇が繰り返される事態に…。果たして、怪物の修羅のごとき執念を前に明智に、成す術はあるのか──!?

感想・レビュー・書評

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  • 文代さんの盲目で健気なとこが目立った巻だった。
    オチを見て、魍魎の匣を想起してしまったのは私だけだろうか。

  • 蛭男の倭文子さん、やったことと報いがあまりに違いすぎない?元彼が、自分と別れた後勝手に未練たらしく三年間思い続けて服毒自殺したの倭文子さんからしたら知らねーよ…って感じだろ。金むしり取ったとかなら悪女扱いも分かるけど、自分にはただの奔放な女性にしか見えなかったので、最期喉仏引きちぎられて死ぬとか江戸川乱歩は女性の貞操観念に厳しい人なんだなーと思った。

  • 長かった蛭男編完結。
    美女でビッチな母親倭文子未亡人が子供と事件に翻弄される話。
    怪人、唇のない男は明智探偵の助手文代さんも巻き込みどんどん被害者も増えていく。
    美形の不倫相手三谷さんにギリギリで助けられつつ生き延びてきた夫人だけど、最後の最後で罠にかけられてしまいます。やっぱりただの美形は出てきませんね。
    最後は何もなかったかのように男を作っていた夫人に執念の復讐をとげて終わります。正直この最後はスッキリ。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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