江戸川乱歩異人館 10 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088798929

作品紹介・あらすじ

熱男〜防空壕〜/B29が東京の空を覆いつくした夜、とある防空壕に飛び込んだ男。そこで彼は、愛の極地に酔いしれる…。
曲男〜指輪〜/かつて同じ列車内で顔を合わせた男たちが再会。そして二人は、思い出話に花を咲かせる。「あの指輪は…どこへいった――?」。
戯女〜畸形の天女〜/仕事にも家庭にも恵まれ、順風満帆な人生を歩む男。しかし、無垢な少女との出会いが、男の人生をゆがめてゆく…。
虐男〜石榴〜/ある男に、乱歩が語る。かつて目撃した、硫酸殺人事件なる、おぞましく、そして凄絶な事件の顛末を…。

感想・レビュー・書評

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  • またいいとこで終わったー!
    次巻が待ち遠し過ぎる…。

    しかし、この漫画に出てくる年配の男性は、皆一様に変質者顔でゾッとする。
    そこが乱歩の作品っぽくて良い。

  • 10代半ばの少女をおっさんらがとりあう地獄絵図は必見。山口譲司先生の描く女の子すごい好きなので、次回は是非百合漫画を描いて欲しいと思いました。

  • 熱男ー防空壕であった刹那的な情欲が忘れられない男の話。それ程戦争で恐怖を感じるんだな、と。割と軽めで上手くまとまっててオチも好き。
    曲男ー電車で乗り合わせた紳士AとB。実は二人共とんだ食わせ者だった。ある婦人の高価なダイヤの指輪を手に入れようと画策してるのでした。手品のように行き来する指輪の行方が気になって読ませる話。
    戯女ー貿易商社で成功を納める真面目そのものの宮城には奇妙な趣味がある。週に一度場末の町に与太者の松永として出現することだ。ある日松永は幼くも妖美な少女と出会う。アウトロー感と少女との背徳感が合わさって直接描写が無いのにすごくエロい。儚さもあって凄い好きな話。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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