- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088800622
作品紹介・あらすじ
“運命の赤い糸"を復活させる最後のミッションとして、学園の底王・下根の恋を手助けすることになった吉丸。しかも、その相手とは生徒会長で大財閥のお嬢様だった──!! 高低差MAXの片想いが迎える衝撃の結末とは…!?
【特別収録/読切版『恋のキューピッド焼野原塵』】
感想・レビュー・書評
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既に連載こそ終了してしまったが、個人的には古味先生の『ニセコイ』をバックリと食えるほど面白くなるんじゃないか、と期待を寄せていたラブコメ
ホント、終わってしまってから言っても仕方ないと思うが、長谷川先生の漫画家としての才能云々より、先生を支えるべき、私たちファンの力が足りなかったんだと思う
ラブコメとして、絵柄にもキャラにも、一番に重要なストーリーにも、読み手に十分な印象を残せるだけのインパクトはあったと思うんだが、連載終了してしまった
『HELLO!!』の時も思ったが、「面白い」と「読み手の受けがいい」は、やはり、別問題のようだ
しかし、全3巻を一気に読み通してみると、このボリュームに抑えたのは逆に正解だったのかな、とも思える。もし、仮にダラダラと小手先のテコ入れで連載を続けていたら、つまらない漫画を通り越して、全く、記憶に残らない漫画になる可能性もあったかもしれない
内容は、ラブコメ漫画としては破天荒に入る部類だ、とは私も思っている
定番、の二文字は当てはまらない。新しいジャンル、そう表現していいか、は微妙だが、少なくとも、挑戦したのは事実
良い意味でブッ飛んでいた、この『恋のキューピッド焼野原塵』から学べた事は、難関の一つや二つは越えなきゃ、恋愛で幸せにはなれないってコト、自分でどうにも出来ない時は、誰かの力を借りた方がイイってコト、そして、好きな人と結ばれたい、その一念だけで努力を惜しまない人間は、男も女もなく、カッコよく思ってもらえるってコト
個人的に好きなキャラは、登場から退場、再登場までカッコ良い所が目立たなかった、愛すべき三枚目キャラのゴルゴンさん
こんな彼にも、いつか、どれほどの困難に引き裂かれようが、その手を取り、抱きしめに行く、と思わせる相手が現れる事を期待している
あと、何気に力作の3巻のカバーイラストになっている油絵、結構、本気で欲しい。貰ったら置き場所に困るのは目に見えてても
長谷川先生、次回作、本気で楽しみにしてます詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第14話 キューピッド心の交流をする