- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088805290
作品紹介・あらすじ
神峰が正式な指揮者となって初の大会である、群馬県吹奏楽コンクールを迎えた鳴苑高校。天籟や竹風、ソニ学など強豪校が揃う中、次の大会へ進めるのは上位3校で…。一方、黒条の新たな企みが動きを見せ!?
感想・レビュー・書評
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遂に週刊連載に帰ってきたぞー、神峰ッちゃん!!!
連載再開最初のコマが邑楽先輩で、神峰ッちゃんと邑楽先輩のつながりの話なんて分かっております。素晴らしいです。
黒条が鳴苑から竹風に「帰った」ことで、ついに伊調に魔の手が。
演奏そのものの可視化はいろいろなされてきたけど、「競技」っていうところから超能力バトルの体を見せてきたのは、面白ねー。
しかも「すでに終わっている」「これから始まる」別時間の演奏との比較、と言うテイで、これもおもしろい。
うわー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
演奏バトルの表現が実に斬新。コンクールって、戦いなんだなあ。金井淵さん、仲間になったらすごく頼もしい!
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1~9巻まで一気読みしたので、こちらに感想をまとめます。
大変面白かったです。ここ最近で最も面白かった漫画の1つと言っても良いくらい、面白かった。
ソウルキャッチャーズの面白いところは、戦いのフィールドが『心』という、誰にとっても大切で身近なものである点だと思います。スポーツ漫画等の『努力の末に勝利を掴む』とか、ファンタジー系の『大切な人を脅威から守る』とか、もちろんそれも面白いけれどやはり日常ではなかなか体験しようのないテーマではなく、『悔しい思いをするのが怖くて本気で努力できない』とか、『自分が本当に必要とされているのかわからなくて不安』とかいうような、今を生きる私たちにも理解しやすく、しかし非常に切実な問題を扱っているのがとても良い。毎回『こんな難しい問題、どうやって解決するんだろう?』と本当にハラハラして、真剣に物語を追ってしまいます。
しかも主人公に『心が具象化したものとして見える』という謎の超能力(※設定上は共感覚)があるため演出が派手で面白く、また絵や言葉で問題の解決に向かっていることがちゃんと説明されるので説得力があり、さらに他にも謎の超能力者(※共感覚を持っている人)がたくさん出て来るのがまたジャンプっぽいというか、漫画的で良いと思います。私、こういうの、とても好きです。わかりやすくて。
吹奏楽部を舞台とした物語なので、部員たちの心の問題を解決することで演奏者の心が反映される音楽がより良くなり、そのことで観客の心を掴み、癒し、その結果が全国大会という勝負の舞台に繋がっている…というのも、物語の動機付けとして上手い。物語のゴールとしては、やっぱり『勝負に勝つ』というのが一番わかりやすいですからね。
最新刊ではなんと味方ではなくライバルである伊調の心を救うことになって、大変ワクワクしています。続きも楽しみにしています。 -
黒条そうきたか…!
まさかの指揮者乗っ取り。
ていうかあなた授業はどうしてたの…大学生みたいな生活してたのかな?
月刊誌になって、なんとなく絵が変わったような…そうでもないような(笑)
思いの外金井淵先輩が協力的になっててちょっと笑った(((o(*゚▽゚*)o))) -
あれ?いつの間にかまた載誌変わった?てかアプリって。
打ち切りになってないだけマシか☆
(コミックでしか読んでなくてスイマセン)
次巻も楽しみ。 -
面白かった〜。いいとこで終わってる。早く続きが読みたい。
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神海先生の「出し惜しみしない」芸風でありますが、これは流石に性急すぎるんじゃねーか、というくらい怒涛の勢いで進むクライマックス。もったいない、と思う反面、これ以外にどういうやりかたがあったのか、と問われてもわからない。斬新過ぎて。
「順番にパフォーマンスを行い、最後に結果が出る」類の競技で、ライブ感を出すために「前演者のゴーストと戦う」という演出をやった本作ですが、今回は「客の心の奪い合い」という陣取り合戦というアイデアをベースに、「前演者との比較」を超能力バトルやスピード競争に見立て、さらにはパート毎の戦いを、同時進行で描いていくという凄まじいことをやってる。
ただこんな無茶苦茶な絵面をやるための「ロジックの組み立て」は実に綿密にやってる。逆に、また同じことやろうとすると、途中から見た人はわけわかんないだろうから、あえて県大会~関東大会をつめて、性急とも思える展開を継続しているのかもしれませんね。
ともあれ、紆余曲折あった本連載も恐らくこれがラストエピソードになるのでしょうか。この最後に何を見せてくれるのか、楽しみにしていたいと思います。