ヴィジランテ 2 ―僕のヒーローアカデミアILLEGALS― (ジャンプコミックス)
- 集英社 (2017年9月4日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088812496
作品紹介・あらすじ
『自警団』。プロ資格を持たず、ヒーロー活動を無認可で勝手に行う俺たちのような人々のこと。そんな俺の前に「スタンダール」と名乗る謎のヒーロー(?)が現れる。彼の強い正義感には、怖いほど強力な「信念」が込められて…!?
感想・レビュー・書評
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プロ資格を持たずに、ヒーロー活動を行う『自警団(ヴィジランテ)』。押しかけ師匠「ナックルダスター」とともにトリガーの事件を追うと、そこには「スタンダール」と名乗る存在が現れた。その人物もまた強い正義感と信念でヴィランを倒しているようだが──。
今回は飯田くんの兄でプロヒーロー・インゲニウムが登場!本編では見るチャンスがなかった彼やチームの活躍も楽しめる。ゲストとしての旨味はもちろん、コーイチの「滑走」のアドバイス役としても適任だよね。インゲニウムが語るヒーローにとっての大切なもの──それは「速さ」!戸惑い傷ついた人々が求めるのは「“早く”助けて」なんだという話が好きだなあ。その後のコウモリヴィラン戦では、それぞれの「スピード」を活かした立ち回りで事件解決するというのも上手い。
「苦労マン」と呼ばれつつも、いつも通りゴミ拾いに励むコーイチ。茶々を入れるポップステップに「…いや『カッコ悪いからゴミ拾わない』ってのはちがうなあ 俺的には」と淡々と返すのがカッコいい!というか、ゴミ拾いはカッコいいだろー!とツッコミを入れていたら、コーイチがなぜヒーローになれなかったのかという理由が明かされる。いやあ、ここからまさかのツンデレ展開にニヤニヤしてしまう。
後半では、街のヴィランたちを断罪する謎の存在「スタンダール」が登場!侍のようないでたちで、ヴィランを一刀両断していく。それは比喩ではなく、その意味のまま本当に「殺す」ということだった。ナックルダスターもたいがい危険人物で辻殴り上等ではあるけど、殺すのはもう殺人でしかない。蜂須賀に協力しながらも、断罪する人を求める姿は信念ではなく恐怖だよね。まさにここがヴィジランテのテーマになってくるんだろうなと期待!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヒロアカキャラのこれまでが見れるのは、割といい。
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わりと本編の重要な所に影響を与えていた展開。良い感じに本作独自のノリになってきた。