ジョジョリオン 27 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
3.64
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本棚登録 : 527
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088828367

作品紹介・あらすじ

院長の本体への攻撃に成功した定助。そんな中、瀕死の透龍の前に東方花都が現れる。新ロカカカの実を食べた透龍は「等価交換」で自分の傷を治そうとするが、花都には別の狙いが…! そして、定助と康穂の運命は…!?

感想・レビュー・書評

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  • 普段漫画は本棚に登録してないのだけど、記念すべきジョジョ第8部完結巻なので。

    第7部からパラレルワールドに突入して、ジョニー(第1部のジョナサン)と定助(第4部の仗助)の間の関係は全く無いのかと思いきや、最終話であれよあれよとパズルが嵌って、作者の作成手法である、「登場人物作りは、まず履歴書を書くところから」の効果がいかんなく発揮され、破綻なく回収している感じです。

    岩人間のコンセプトは面白い。(二酸化)炭素が悪者扱いされる一方で、炭素を中心とする有機化学は生命活動そのものであり、もし炭素以外の元素(作中ではケイ素)を中心とする生命体があったら、という発想は楽しい。岩人間のように、漏れなくスタンド使いになれるかはともかく、気候変動問題は解決するな。

  • 正直、途中物語がどこに向かってるのか全然わからなかったり、能力が難解すぎて描写の面でも理解できなかったり、次の巻が出る頃には前の巻の話忘れてたり、手放しに「めっちゃおもしれー!」ってなる作品ではなかったのですが…最終巻を読み、作者コメントを読み、ジョジョリオンは震災という厄災からスタートして、テーマとして最後までそれは一貫してたんだと理解した時、やっと作品全体を理解できたような気持ちになりました。
    震災=厄災は善人であろうと悪人であろうと区別なく襲う、恐ろしく、平等なものであり、家族が家族を大切に思う気持ちもまた善人だから悪人だからという次元にはないものなんですよね。最終巻まで読んでみるとジョニィ=ジョースターの最期からこの物語は一貫してたんだなと。
    東方家の人間はみんなどこか汚い、ずるい、嘘つきの面があって、でもだからってお互いを大切に思わないということはない。ラストシーンの涙する東方家を見て、震災で家族を失った方のことを考えました。
    私達の世代は無差別に襲いかかる厄災を体験して、これが誰かの陰謀論だったら、誰か巨悪のせいにできてしまったらいいのにと、本当に恐ろしいことは対象を選ばずに襲い来るんだと言うことを知ってしまった。
    それを知ってしまった上で、誰か一人(今回であれば透龍くんの)のせいにすることはできなかったんだと、そんな夢物語は震災がテーマである以上できなかったんだと理解しました。
    私は荒木先生のことをとても"強い"人で、エンタメ性のためにキャラを平気で殺せるある意味無神経な人だとずっと思っていたのですが、ジョジョリオンを読んで、ただそれだけの人がずっとすばらしい作品を生み出し続けることなどできるわけがないと、人間としての優しさや深みがないと優しい作品を生み出すことはできないんだとある種当然のことを、初めて知ったような気持ちになりました。
    岩人間の設定も、恐ろしいけどとても悲しく感じました。
    小ズルいことばっかりやってた常秀が(彼はどちらかというとダメな人間側の人だと思うのですが)、最終的に小さくなってしまった腕と共に生きていっているのがいいです。ズルい人間も、真面目な人間も、平等に生きたり、死んだりする。正しさとは別のところに強さというものがある。それでも続いていくこと、続けていくことに私達は美しさを見出すのだと、そういうことをジョジョリオンを読んで思いました。
    途中あれほどモヤモヤしたものですが、読後感は意外とスッキリです☺️

  • 過去最高に気持ち悪くて、最後があまりにも勢いすぎた8部
    想像の斜めを超えすぎていて凡人にはついていけませんでした

  • 荒木先生の、絵が好き。

  • 大団円と言う感じではないものですが、ストーリーを締めくくる一冊。ちゃんとお馬さんで走り回っていた件との繋がりであったり、めくるめく家族の絆な話であったりと、ジョジョしてます。毎度、次があることを祈りつつ読むことになってしまう。連載もそうですが、この段階での次がないってのは、ドキドキなわけです。スピンオフ的な漫画や小説もあるようで、その世界観は途切れないとしても、新しい章としての期待は、この段階ではどうしても不安と相まってしまうのです。終わった、次もあるよね、そうだよねと。

  • 悲しい終わり( ; ; )

  • 先生ごめんなさい。分かりませんでしたというのが率直な感想。
    ラスボスの攻撃は「自分を追ってくるものに厄害を与える」っていうもの。志向性とはさてはキラークイーンにバイツァ・ダストに近い。だが、攻略法が非常に難解。その理屈で?
    ただ、主人公側は自律型のスタンドが多く、しかも本作はパワー型とは言えないので厳しいは厳しい。
    そのパワーバランス調整は流石。

    作品全体としてはプログレッシブロック。対してラスト後の読み切りが痛快なロック。独り言を言う→服を脱ぐ→肉片一つしか残さず消えるっていう奇妙さ。これぞ奇妙な冒険。

  • 最終巻。
    ラスボスの存在感が薄かったかな~とか、ホリーの病気も治して欲しかったな~とかあるけども。
    ジョジョ・サーガを感じさせるラストに満足です。

  • 謎が回収されないまま最終回になった様な‥‥

  • ほぼ何もわからなかった

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