ゴールデンカムイ 11 (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.10
  • (104)
  • (149)
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  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 2012
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088906393

作品紹介・あらすじ

反逆の情報将校・鶴見から逃れるため、杉元一行は、釧路へ向かう。一方、刺青人皮の噂を追って鶴見率いる第七師団は小樽へと。待っていたのは電光石火の稲妻強盗、艶めく毒婦・蝮のお銀。北の最強軍団vs最凶夫婦、稲妻強盗編収録! 毒も蝮も稲妻も、グツグツ煮込んだ和風闇鍋ウエスタン! 痺れるほどの感動を貴方へ贈る第11巻ッ!!!!!!!

感想・レビュー・書評

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  • 「ゴールデンカムイ(11)」野田サトル著、集英社、2017.08.23
    192p ¥594 C9979 (2024.03.20読了)(2024.03.15借入)(2023.12.31/28刷)
    稲妻強盗・坂本慶一郎と蝮のお銀が今回のメインでしょうか。
    次の巻へのつなぎは、姉畑支遁です。動植物の研究者とか。
    第110話は、シートン動物記とかけているようです。

    【目次】
    第101話 鯉登少尉叱られる
    第102話 稲妻強盗と蝮のお銀
    第103話 あんこう鍋
    第104話 恐怖の猛毒大死闘!
    第105話 夏の虫
    第106話 弾より速く
    第107話 眠り
    第108話 大湿原
    第109話 カムイノミ
    第110話 支遁動物記

    ☆関連書籍(既読)
    「ゴールデンカムイ(1)」野田サトル著、集英社、2015.01.24
    「ゴールデンカムイ(2)」野田サトル著、集英社、2015.02.24
    「ゴールデンカムイ(3)」野田サトル著、集英社、2015.05.24
    「ゴールデンカムイ(4)」野田サトル著、集英社、2015.08.24
    「ゴールデンカムイ(5)」野田サトル著、集英社、2015.12.23
    「ゴールデンカムイ(6)」野田サトル著、集英社、2016.03.23
    「ゴールデンカムイ(7)」野田サトル著、集英社、2016.04.24
    「ゴールデンカムイ(8)」野田サトル著、集英社、2016.08.24
    「ゴールデンカムイ(9)」野田サトル著、集英社、2016.11.23
    「知里幸恵『アイヌ神謡集』」中川裕著、NHK出版、2022.09.01
    (アマゾンより)
    明治時代末期、日露戦争終結直後の北海道周辺を舞台とした、莫大な埋蔵金をめぐる生存競争サバイバル。
    舞台は気高き北の大地・北海道。時は激動の明治時代後期。
    日露戦争という死戦を潜り抜け『不死身の杉元』という異名を持った元兵士・杉元はある目的のために大金を欲していた。
    一攫千金を目指しゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れた杉元を待っていたのは、網走監獄の死刑囚が隠した莫大な埋蔵金への手掛かりだった。
    雄大で圧倒的な大自然、VS凶悪な死刑囚。
    そして純真無垢なアイヌの少女・アシㇼパとの出逢い。莫大な黄金を巡る生存競争サバイバルが幕を開ける。
    反逆の情報将校・鶴見から逃れるため、杉元一行は、釧路へ向かう。一方、刺青人皮の噂を追って鶴見率いる第七師団は小樽へと。待っていたのは電光石火の稲妻強盗、艶めく毒婦・蝮のお銀。北の最強軍団vs最凶夫婦、稲妻強盗編収録! 毒も蝮も稲妻も、グツグツ煮込んだ和風闇鍋ウエスタン! 痺れるほどの感動を貴方へ贈る第11巻ッ!!!!!!!

  • 全31巻を読み終わりました。
    かなり激しく肉が切れ血が吹き出す漫画ですが、グロいとか気持ち悪いとか思わせないのが本当にすごいと思います。作者の自己満足ではなく、それが必要な描写だからなのでしょう。キモチワルイキャラクターはたくさんいたけどね(笑)

    キャラクターと言えば、主要人物だけでもかなりの数ですが、全員のバックボーンを示すエピソードや、今、その行動を取る理由に死ぬ理由、絶妙にストーリーに盛り込まれているので、迷子になることはほぼありませんでした。
    あ、でも頭巾ちゃんの最後はどんなだったっけ…?尾形さんに足を撃たれたのが最後?

    そして、こんなに血なまぐさい話なのに、誰も芯からの悪人ではないのも、気持ちよく読めた理由だと思います。みんな躊躇なく人を騙して殺すけど、根っこにちゃんと大義があって。そういう時代であり、そういう事情なんだと納得できるというか。…熊以外は。
    これだけの説得力を持たせるには、アイヌの文化も、戦争や少数民族のことも、言葉や表面だけじゃなくてどれだけ勉強したのか。作者が、キャラクターや彼らが抱えるものをリスペクトしていることを感じました。

    本当に力と厚みのある漫画でした。
    軍とアイヌとゲリラの金塊争奪戦なんて、私なら撃たれなくても3日でストレスで死ぬ自信があるけど、怒涛のシリアス展開の中に癒やしのギャグパートも忘れないところがまたニクイ。
    戦いの最中でも、チタタプ杉元。変顔アシリパ。齧られるシライシ。

    映画も楽しみです。

  • 図書館にて読了。
    めっちゃ借りられていてようやく見えた
    尾形さんの過去シーンがかなり辛い
    鶴見中尉の情が厚いというのが分かるメインになる
    強盗夫婦の子をフチに託すシーンがジーンときた
    鶴見中尉一派と杉元一派をお互いに協力し合ったらいいのになぁと思ってしまった白石と尾形さんが一緒に杉元とアシㇼパを待つシーンがレアに近くて笑ってしまった
    久々の谷垣さんの再登場
    新しい人物がかなりの変態と思われる方がやばくて展開がどうなるのかとても気になる

  • ずっと、面白い。
    本巻は、まず稲妻強盗と蝮のお銀という誰も受け入れそうにない二人だけの世界観を花火のように浴びせられたと思えば、尾形上等兵のエピソード0を知ることになり、谷垣がアシリパを迎えに来る道すがら、理解を超える性癖の脱獄囚と間違われるという。粗筋サラッと書いただけでお腹いっぱいだけど、まだまだ続きます。
    とりあえず、次読みたくなる。読まなきゃやってられない。

  • 稲妻強盗のエピソードよかった

  • 「子供は親を選べません」

    尾形の過去編。あんこう鍋がなんとも言えない仄暗い不気味な感じを演出している。食べ物に過ぎないのに、すごい。

    あとはみんな大好き姉畑支遁編。

  • 10巻を読んでから少し時間が経っていたので、最初は状況がわからなかった。
    アニメでは省かれていたけど、鹿を風よけにして夜を越した後はヒグマに囲まれてる。心が休まる暇がないな。囚人の皮を剥いで入れ墨を集める話な時点で異常だから今更だけど。

    鶴見と鯉登、尾形とその両親、犯罪者カップルなど、この巻はどこか歪な人間関係にまみれていて、少し食傷気味だ。

    蝮強盗カップルの話は言ってみればサイドストーリーにすぎないのに、全体的にやたらとギラついていて疲れた。
    二人の遺体が並べられたシーンは、ムッソリーニと愛人の遺体を悪ふざけで腕を組ませた写真を思い出してしまった。作者がムッソリーニの例の写真を念頭に置いてあのコマを書いたのかはわからないけど。もしムッソリーニのあの写真のオマージュとかだったら趣味が悪いと思う。

    鶴見が赤ん坊を抱くコマは、何かの絵画が元ネタにある気がして、ググってみたらウィリアム・アドルフ・ブグローの天使の歌という絵だとわかった。
    https://chitatapu.hatenablog.com/entry/2021/10/07/093948

    赤ん坊の養育を任せていい信頼できる人の心当たりが、鶴見にあるのかと思った次のページで納得した笑
    赤ん坊がいたら、フチも元気になって良いかもしれない。
    フチが元気そうでホッとしたところに、これまででトップレベルの気色悪い変態が出た…これまでだって酷かったのに、軽々と越えていった…モデルがシートンなの…?シートンはこんな変態じゃない。この変態は早く死んでほしい。

    尾形がたまに杉本や谷垣へ見せる上等兵ムーブが好き。

  • 大雪山越えで第七師団から逃げる杉元たち。稲妻強盗こと坂本慶一郎(刺青囚人)と蝮のお銀登場。尾形百之助の過去が語られる。父に捨てられ発狂した妾の母を殺鼠剤で殺し、戦場で腹違いの兄弟を殺し、父親を自刃に見せかけ殺した。その尾形を招き入れた鶴見中尉。稲妻とお銀一行は刺青人皮を持っているという賭場に突入。しかしそれは鶴見の罠だった。2人とも死ぬ。一方杉元たちは山で不審な殺され方をしたシカを発見。動物学者であり刺青囚人の姉畑支遁登場。谷垣が姉畑に銃を盗まれ、それで動物を殺したので谷垣が誤解されアイヌに追われることに。杉元が3日以内に真犯人を捕まえることを条件に谷垣を預ける。

    ・坂本慶次郎…

  • 巻が進むにつれ主要人物がキャラ化してきた。鹿を殺し、その皮にくるまって厳寒の夜をやり過ごした一行は羆に襲われるが、羆たちは白石が発した奇声に驚いて退散する。そんなのってあるか!?笑 でも、白石は脱力キャラになっているので、お約束的に読めてしまう。前巻から登場した鶴見命の鯉登少尉も同様。

    この巻のメインは稲妻強盗と蝮のお銀のエピソード。千枚通しを首の後ろから大脳に貫通させるという殺し方は、必殺仕事人を思い起こさせたが、実在したというのが怖い。途中に尾形が花沢中将の婚外子であったというエピソードも絡まる。

    後半は姉畑支遁(シートン)という獣姦変態学者が登場。犯した生き物を殺すという性癖に、生き物を神ととらえる現地アイヌたちが怒りだす。谷垣を犯人と考える彼らの疑念を晴らすため、杉元たちは支遁探しを始める。

  • 濡れ衣であることをわからせた上で物語は進む。
    純愛。変態。

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