- Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088910987
感想・レビュー・書評
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舞台は変わって樺太へ!早速、樺太の生態系から手痛い洗礼が!ヒグマよりもあんなに小さいのに、凶暴なクズリには驚いた。その先で辿り着いた村で得た死刑囚の情報と、参加することになったスチェンカ。立ち込めた熱気まで伝わってくる。それにしても、野田先生は男たちの肉体を描くのが大好きなんだろうなあ。オラオラじゃなく俺俺な杉元とか、バーニャへ逃げ込んだ後の「熱すぎるッ こんなところに長くはいられん」「でも外にはクズリが…」のくだりとか、緊迫感の中に笑いも投入してくるところがさすが。
銃を構えるチカパシを支える谷垣のカッコよさ。ギャグ要員な時もあるけど、こういう実直でやさしいところがいいよね。岩息との殴り合いで杉元がこぼした「俺は…役立たず…」という言葉も重かった。故郷での周りの人も、アシリパやウイルクのことも守れなかったことは体の傷よりも深く心を傷つけていたんだなと。「許してやりなさい 頑張ってるじゃないですか そんなにボロボロになるまで」という岩息の言葉も心に沁みた。
月島の過去、えご草ちゃんの話がまた重い。「ああ…そうですか」の表情が痛々しい。何が真実なのかはもう永久にわからないのかもしれないね。月島を引き入れるために最初から全部仕組んでいたのか、父の嘘でえご草ちゃんが自殺したという状況を利用して都合のいい工作をしたのか。どちらにせよ、闇の中に叩き落された月島。彼が救われる日は来るのだろうか。ぼくは鶴見が死ぬことがあれば、月島がとどめを刺してほしいなと思ってる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ボンボン少尉がクズリに襲われてるシーンから始まる本巻は、地味活躍系脇キャラ推しのお気に入りの月島が活躍したり、巻末のエピソードで鶴見中尉とのエピソードも語られたりと沁みる一冊でした。
自分の推し以外では、依然としてアシリパと杉元が離れ離れなのは心がざわつきますが、希望は捨てずに次巻をというところと、本巻でなかなかの大立ち回りを見せる岩息舞治は、マッチョ格闘技とでも言うんでしょうか、『スチェンカ』という、熱苦しい漢の世界観を堪能することになります。 -
スチェンカからのバーニャからのいご草ちゃん、、、
おばさん頭が追いつかないよ...
これが和風感情闇鍋ウエスタン.... -
岩息さんには生きていてほしい
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月島軍曹の下の名前可愛い。
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相変わらず面白すぎる!!そして相変わらず真面目なのかふざけているのか分からない。
杉本とアシリパさんが離れているのはなんだか寂しい。 -
超面白い。鶴見さんこわい。どうなるのかしら。