- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088914848
作品紹介・あらすじ
発達障害の一種・自閉症スペクトラム障害の診断をくだされた才賀真美。周囲に馴染めず、なぜかいつも同僚を怒らせてしまい、生きづらさを感じ続けていた彼女に必要なこととは?
「タフだから大丈夫!」20連勤の激務も平然とこなす体力自慢の谷山玄が、ふと感じた不調。無意識のストレスによる“うつ状態"だと言われるが、薬を飲むほど感情の起伏が激しく不安定になっていく。彼の真の病…そして、病の奥に隠された真の姿とは?
精神科医・弱井が、人々の心の迷宮を優しく解き明かす──!!
感想・レビュー・書評
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文字では読んだことがある病(と表現しても良いのだろうか?)だが、こうやって読んでみるととても本人は苦しいのだとよく分かります。
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こんなにも素晴らしい漫画が世の中にはあるんですか思た
ちょっとでもしんどい人のお薬になる魔法の漫画 -
今回は「発達障害」「双極性障害」について。
素人でもわかりやすい。
なにより、物語も絵も、優しい。
精神を病んだ経験のある、なし、に関わらず、知識として得ておけば、大切な誰かを救える手だてにもなるだろう。 -
2巻で取り上げられるのは『大人の発達障害』と『双極性障害』。弱井先生は症状を診るだけじゃなく、その人自身の生き方を見るところ、そのまなざしが魅力的。
自分が発達障害とわかり衝撃を受けている才賀に「周りとうまくいかないと感じていることは 決して才賀さんが悪いせいではない」と言い切るところが素敵だった。本人も周りも自分を責めたり苦しんで生きてくるものだよね。ぼくもつらかった時期に「普通の人はみんなつらい中で頑張ってるんだ」と家族に言われて傷ついたことを思い出した。
でも、“普通”なんてものからは逃げてもいいんだよね。それよりも自分の特性が生かせるものを見つける方が大事なんだなと「雨が降ってきたら皆 傘をさすでしょう?嫌なものを避けることは悪いことじゃありませんよ」という言葉で教えられた。
「苦手なことの裏側には必ず得意なことがあります」も勇気づけられた一言。物事はいつも表裏一体。捉え方次第で武器にも弱点にもなる。ぼくはうつ病経験者だけど、病気はその弱点が武器になることに気づかせてくれるきっかけなんだなって感じてる。
双極性障害編も濃かった!周りの人間の支えはどんな病気でも大切だけど、特に双極性障害は本人の病識のためにもサポートが大切なんだと感じた。「躁状態の自分のことは自分ではわからないと思ってください」という一言の重さ。病気である自覚を持ち、一緒に生きていくということの難しさが伝わってくる物語だった。
「生きるとは受け入れるということです─でも時にそれが一番難しい」という言葉も胸にしみる。ぼくもうつ病と不安障害で「頑張らない戦い」の真っただ中で、将来や症状を不安に感じることは多い。でも、この物語を読んでいると、まるで自分にも語りかけてくれているようで、とても心が温かくなった。この作品と出会えて本当によかったと感じてる。 -
2階マンガコーナー : WM075/NAN/2 : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410167610
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ASDと双極性障害のエピソード。
正しく病識を持って、焦らず頑張らない戦いをすること。 -
星10!
当事者の人、ご家族、医療関係者、そして多くの人に読んでいただきたい。病気への理解が広がりますように。 -
雨が降ってきたら皆傘をさすでしょう?
嫌なものを避けることは悪いことじゃありませんよ。
この世には「頑張らない戦い」もある -
2021/11/07 099