- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088925172
感想・レビュー・書評
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今回のテーマはブラキシズム(歯軋りや噛み締め)、喫煙がリスクになる白板症とがん化の可能性、妊娠中に高まる虫歯や歯周病について。生活を支える歯を守るために何ができるのかを楽しく教えてくれる歯科医療コミック第四弾!
最初のブラキシズムからして他人事じゃないなと。うつ病になってから睡眠状態は悪化。今は中途覚醒がなくなってかなり改善したものの、深く眠れているかと考えると疑問。ブラキシズムは浅いノンレム睡眠時に発生するというのは初めて知った。睡眠環境改善は効果が見えにくく、挫折しやすいというのはわかるなあ。ただ、こうして原因を丁寧に解説してくれるとモチベが上がるよね。年齢による喪失歯の話もゾッとした。こういう込み入った話は歯科では聞く余裕がないのでありがたいところ。
白板症とがんの関係性も勉強になった。早期発見が大事!「俺が診ている限り手遅れにはさせない」なんて言ってくれる医師がいたら一生ついていける。妊娠中の口腔疾患リスクもわかりやすい。赤ちゃんのことを気にしてレントゲンや薬を忌避してしまいがちだけど、歯科治療は赤ちゃんのためにもなるというのは大切なことだよね。一部の歯周病菌は女性ホルモンが大好きなんて迷惑すぎる…。
さらに今回は田名井と愛夏のドラマも進み、雨降って地固まる巻になってよかった。知ることで守れるのは歯だけじゃなく人間関係もなんだと。これでなぜ告発したかが掘り下げられると、遊馬の思惑も暴かれてきそう。
あと、今回の冒頭で描かれる開業資金の話も素人からすれば衝撃的。それだけの設備投資をして診てくださってくれている先生や歯科衛生士さんたちには感謝しかない。 -