- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091224859
感想・レビュー・書評
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友人から面白いと聞いていて、学生時代に購入した漫画。未だに実家の本棚に置いてある。実家に帰るたび読み返している。
内容は本当に面白い。序盤は『ゲゲゲの鬼太郎』のようにただ妖怪退治をする漫画かと思っていたが、中盤から終盤にかけてはフィナーレに向けてストーリーが加速的に盛り上がっていく。特にフィナーレが最高で、あれだけの登場人物をだしながら、うまくまとめている。
藤田さんの漫画は今のところハズレがなく、キャラクター、ストーリー、インスパイアの3大要素でどれも高得点な漫画が多い。画が駄目だという人もいるが、読み始めれば気にならないはず。
特に『うしおととら』がオススメ! -
オマエが泣いた時からオレはもうどうでもよくなっちまってたよ。そしてわかったよ。
ああ、オレが一番聞きたかったのは、この一言だったんだってな。
兄キ…かがり…泣くな これでいいさ。 でも…
生き続けるなら人間の格好をやめちゃいけない… もうこの世にオレ達の生きる場所は…
ないのかもな……
なんでだよ……
雷信兄さんやかがりとずうーっと、 三人で暮らせたらいいなあ。
(第九章「風狂い」) -
かまいたちの3兄妹たちの話。“かま”いたちというだけあって、イタチの妖怪なのね。かわいい。こういう、棲みかを奪われて怒った動物や妖怪たちが人間に逆襲‥という話は多いけれども、やはり胸が痛む。私も、遊び場や田んぼがどんどん埋め立てられてビルや駐車場になっていくのを見て、すごく腹がたってた一人だから。