うしおととら (5) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (1991年8月9日発売)
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091224859

感想・レビュー・書評

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  • 凶羅初登場の第5巻。
    この兄弟好きだー。弟にコンプレックス抱いちゃってる兄貴っていじらしい(どっちもおっさんだけどな)。

    そして子供心に自然破壊の嫌さを植えつけまくってくれた鎌鼬編!
    こっちの兄弟もいいよねえ。雷信兄さんと十郎兄さんで末っ子かがりを可愛がっていたんだろうねえ。それが……あんなコトになるなんて……(号泣)。
    人生で初めて「やるせない」或いは「憤懣やるかたない」気持ちにさせられたのは、この漫画かもしれません。

    引用させていただいたのは、「坂口つぁん」の台詞。
    市井の人がポロッとこういう事を言ってくれるのにも弱いんです。

    【第八章】 vs 凶羅
    【第九章】 vs 鎌鼬兄弟
    【第十章】 オマモリサマ編導入

  • 友人から面白いと聞いていて、学生時代に購入した漫画。未だに実家の本棚に置いてある。実家に帰るたび読み返している。
    内容は本当に面白い。序盤は『ゲゲゲの鬼太郎』のようにただ妖怪退治をする漫画かと思っていたが、中盤から終盤にかけてはフィナーレに向けてストーリーが加速的に盛り上がっていく。特にフィナーレが最高で、あれだけの登場人物をだしながら、うまくまとめている。
    藤田さんの漫画は今のところハズレがなく、キャラクター、ストーリー、インスパイアの3大要素でどれも高得点な漫画が多い。画が駄目だという人もいるが、読み始めれば気にならないはず。
    特に『うしおととら』がオススメ!

  • オマエが泣いた時からオレはもうどうでもよくなっちまってたよ。そしてわかったよ。
    ああ、オレが一番聞きたかったのは、この一言だったんだってな。
    兄キ…かがり…泣くな これでいいさ。 でも…
    生き続けるなら人間の格好をやめちゃいけない… もうこの世にオレ達の生きる場所は…
    ないのかもな……

    なんでだよ……


    雷信兄さんやかがりとずうーっと、 三人で暮らせたらいいなあ。
    (第九章「風狂い」)

  • かまいたちの3兄妹たちの話。“かま”いたちというだけあって、イタチの妖怪なのね。かわいい。こういう、棲みかを奪われて怒った動物や妖怪たちが人間に逆襲‥という話は多いけれども、やはり胸が痛む。私も、遊び場や田んぼがどんどん埋め立てられてビルや駐車場になっていくのを見て、すごく腹がたってた一人だから。

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著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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