- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091231055
感想・レビュー・書評
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友人から面白いと聞いていて、学生時代に購入した漫画。未だに実家の本棚に置いてある。実家に帰るたび読み返している。
内容は本当に面白い。序盤は『ゲゲゲの鬼太郎』のようにただ妖怪退治をする漫画かと思っていたが、中盤から終盤にかけてはフィナーレに向けてストーリーが加速的に盛り上がっていく。特にフィナーレが最高で、あれだけの登場人物をだしながら、うまくまとめている。
藤田さんの漫画は今のところハズレがなく、キャラクター、ストーリー、インスパイアの3大要素でどれも高得点な漫画が多い。画が駄目だという人もいるが、読み始めれば気にならないはず。
特に『うしおととら』がオススメ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
藤田和日朗
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生きてりゃさ……なんでこんな目にあうんだとか――なんでオレばっかり――とかいう目にゃ山ほど会うわなァ。事故とか病気とかな。 なんでかなァ、?現にさ今、私らがこんなに恐ろしい目に会ってるのに、のほほんとメシ食ってる人間もいるんだよなァ。
不公平だよな。何でだと思う?
わかんねえのさ。
いろんな不幸がなんで自分に起きるのか…なーんて、 先生にも私にも……だれにもわからんのさ。
でも… 抵抗するしかないもんなァ。
そのなんだかわからんもんにスネてみても…逃げてみても…仕方ねえもんなァ。
みんな…自分のため、家族のため、 抵抗するんだよなァ。
そんなコト…わかってる…
なら一緒に抵抗してくれる自分っちゅうパートナーを好きんなってやらんとなァ。
そのカオは、自分はキライでキライでしょうがねえって面だなァ。
野村くんよ…
トンネルってよ、 いやあな時みたいだなァ。
一人っきりで寒くてよ… …でもな、
いつかは抜けるんだぜ。
(第二十五章「時限鉄道」)