うしおととら (15) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (1993年5月18日発売)
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本棚登録 : 485
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091231055

感想・レビュー・書評

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  • 友人から面白いと聞いていて、学生時代に購入した漫画。未だに実家の本棚に置いてある。実家に帰るたび読み返している。
    内容は本当に面白い。序盤は『ゲゲゲの鬼太郎』のようにただ妖怪退治をする漫画かと思っていたが、中盤から終盤にかけてはフィナーレに向けてストーリーが加速的に盛り上がっていく。特にフィナーレが最高で、あれだけの登場人物をだしながら、うまくまとめている。
    藤田さんの漫画は今のところハズレがなく、キャラクター、ストーリー、インスパイアの3大要素でどれも高得点な漫画が多い。画が駄目だという人もいるが、読み始めれば気にならないはず。
    特に『うしおととら』がオススメ!

  • 藤田和日朗

  • 生きてりゃさ……なんでこんな目にあうんだとか――なんでオレばっかり――とかいう目にゃ山ほど会うわなァ。事故とか病気とかな。 なんでかなァ、?現にさ今、私らがこんなに恐ろしい目に会ってるのに、のほほんとメシ食ってる人間もいるんだよなァ。
    不公平だよな。何でだと思う?
    わかんねえのさ。
    いろんな不幸がなんで自分に起きるのか…なーんて、 先生にも私にも……だれにもわからんのさ。
    でも… 抵抗するしかないもんなァ。
    そのなんだかわからんもんにスネてみても…逃げてみても…仕方ねえもんなァ。
    みんな…自分のため、家族のため、 抵抗するんだよなァ。

    そんなコト…わかってる…

    なら一緒に抵抗してくれる自分っちゅうパートナーを好きんなってやらんとなァ。
    そのカオは、自分はキライでキライでしょうがねえって面だなァ。
    野村くんよ…
    トンネルってよ、 いやあな時みたいだなァ。
    一人っきりで寒くてよ… …でもな、
    いつかは抜けるんだぜ。
    (第二十五章「時限鉄道」)

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著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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