ちいさいひと 青葉児童相談所物語 (1) (少年サンデーコミックス)
- 小学館 (2011年11月18日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091234490
作品紹介・あらすじ
児童虐待の闇に迫る真剣ドラマシリーズ!!
増え続ける児童虐待。すべての子どもたちの幸せのため、駆け出し児童福祉司の相川健太は今日も奮闘する! サンデーでのシリーズ連載開始以来、大きな反響を呼んだ真剣ドラマシリーズが、ついに単行本化!! その命を救うため、その笑顔を取り戻すため、日々戦う大人たちがここにいる!
【編集担当からのおすすめ情報】
サンデーでのシリーズ連載開始以来、単行本化を望む声を多くいただきました。
これから親になる少年少女にもぜひ読んでほしい一冊です。
感想・レビュー・書評
-
虐待を受けた子どもたちが、自分の状況に気づくきっかけを与えてくれる漫画。あげた声を受けとめられる大人が彼らの周りにたくさんいますように。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
間違いなく好みが分かれる名作。
正直主人公やヒロインのキャラクターは殆ど、あってないようなもの。
けれど、家庭内暴力の被害者になっている子どもや親は非情なまでにリアルに描かれている。
この作品が本当に面白いと思うのは、「虐待の加害者」にも目を向けているところ。
一般的に虐待と言うと「天使のような子どもを悪魔のような親がいじめている」と言う形で書かれる形が多いが、この漫画は違った。
きっちり「加害者もまた人間であるのだ」と言うことを前面に押し出しており、しっかり描かれている。
文句のつけようのない名作。 -
3.5
-
読んでるだけで涙が止まらない
-
コミックレンタルで借りて読みました。
いかん。悲しい。
私なんか、読んでいると、すごく悲しい気持ちがこみ上げてくるんですね。
何も言えないです。言葉に出来ない。
こういう漫画作品があることはとても尊いと思うので次巻以降も読み続けたいと思います。 -
一時期よくweb広告で見かけてた系の子供がかわいそうな漫画、と認識していました。
1巻無料だったので読んでみたんですが、これは児童相談所の話だったんですね。
たしかに子供がかわいそうなシーンがいっぱい出てくるんだけども、そういう現実はあるわけだし、それを救っていく話なので知識として読んでおいてもいいのではないかと思います。
私が育った地域には、児童養護施設があったのでそういう境遇の子たちと同じ小学校に通っていました。
しかし当然、大人たちは漠然と「あそこの子たちは事情があって親と暮らせなくなったんだよ」程度のことしか教えてくれず、こういう漫画を読むことで具体的にどういう境遇の子たちだったのか少し知ることができてあの頃の同級生たちに思いを馳せています。 -
正直な感想を言うと
『今の児相はうちの子供達(障害児)がお世話になってた頃と全然違うよ。』って友達から聞いてたけど、
本当にあの頃と中身が違ってきてるんだなぁって…思った。
児相って障害児のサポート機関って認識しか私には無かったんだよ、
虐待とか聞いたことなかったし…。
でも、今違うんだね
理不尽な目にあってる子供が増えてきてるんだね。
母親が虐待に向かった心境はあんまり描かれてないけど
子供の置かれてる状態がリアルに描かれてると思う。
大人が読んだ方がいい漫画。
子供には母親が世界の全てなんだよ(ノд-。)クスン -
なんでビッグコミックじゃないのかなぁと初めは考えていました。大人向けのテーマかなと。けれど、こういうことがあるよ、と、当事者である子供たちにも知ってもらうためには、少年誌じゃないとダメだったんだと思い直しました。
重たい内容だけど、そこから逃げてもいいんだよと、哀しくも当事者になってしまった子供たちに、これを読んで感じ取って欲しい。
図書館に入れてほしい良作。
1巻に収録されてるテーマは「育児放棄」と「暴力による虐待」が途中まで。 -
かわいそうで見てられなかった……
-
今、3巻まで読んだところ。
虐待から救われ、生き延びた青年が、児童福祉司となって奔走する。
児相のお仕事がわかりやすく描かれていて、ためになり、
取材力と再現力に敬服した。
……が、
ためになるってことと「マンガとして面白い」ってことは別問題なんだなぁ。