からくりサーカス (22) 少年サンデーコミックス

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091263629

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  • 衛星軌道からの攻撃で、人形破壊者「しろがね」と自動人形の最終戦終結。この戦いにより双方は地上から姿を消した・・・

    いや、きっとまだ終わってない。人形たちももしかしたら…

    舞台変わって日本。
    勝は自分のせいでナルミが死んだのに、
    なぜ父が実の息子でなく愛人の子供の勝に180億もの遺産を残したのか。それらを知る為に動き出す。

    勝の父は高速道路での交通事故で死亡。車のタイヤには大きな操り人形のようなものが絡まっていた…

    エレオノールは、物心ついたときからギイと自動人形破壊の旅をしていた。エレオノールは90年生きている。5年に一度しか年をとらないので、実年齢は18歳。
    彼女は自分がゾナハ病だった記憶がないという。
    しろがねになったものは、全員フランスのキュペロンでマリオネットの使い方を教わる。
    そうしていくうちにどんどん表情がなくなって人形のようになっていった…
    そんなとき才賀正二(勝の祖父)に会い、
    「お前は勝という子を守ってごらん。そうすればお前は人間になれる。お前は人形じゃなくなるんだよ…」

    と命じられ、それを信じて勝を命がけで守っているのだ。

    仲町サーカスのみんなに、実はお金持ちだということもバレ、嘘をついていたことの罪の意識と、自分にまつわる秘密を知る為、勝はサーカスを一人で飛び出す。
    ギイだけは勝の行動を見ており、君が今の君になった始まりの場所に行ってみるがいい と意味深アドバイス。

    勝は軽井沢のからくり屋敷跡へ。
    すると、亡くなった勝の父から、勝という子が訪ねてきたらこの鍵を渡すよう30年前に頼まれた、という管理人が登場。

    勝が生まれる前にそんなことを頼むってオカシイ…
    その鍵は屋敷の地下室の鍵だったため、部屋も無事あった。
    勝の父(貞義)の声での録音テープが流れ、お前は才賀勝ではない、才賀貞義は転送して勝になったのだ!思い出せ、才賀貞義の記憶を!」

    と言われても全く身に覚えのない勝。
    混乱の中、黒賀の人形使いたちが勝に襲い掛かる!
    彼らは勝の中にいるらしい貞義が狙いのようだ。
    一体、何故!?

    勝のサーカス編は、比較的平和でほのぼのムードが多かったが、ここからはミステリアスな展開!
    この先に何が待っているのか?

  • ばれてしまったが、そのようなこともふっとぶくらいの別の事実が。
    貞義さんは何者です

  • 藤田和日郎

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著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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