- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091308405
作品紹介・あらすじ
とある海辺の町、寺の坊主・秀胤(しゅういん)は、住職の孫・光胤(こういん)の言動が何かと気に食わない。明るく奔放で人気があり、住職の血を引く光胤には、かわいい恋人までいる。いい加減なあいつばかりが、なぜ?…悶々(もんもん)とする秀胤だったが!?
●収録作品/光の海/波の上の月/川面のファミリア/さよならスパンコール/水の国の住人
感想・レビュー・書評
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小玉ユキの初単行本。人魚にまつわる連作短編。
彼女の人の機微を描く筆致は、日常の隣に続くようなファンタジーの夢を加えることで、清々しく広がる世界に羽ばたいていくような特別な力を持つのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
薄味だけど、忘れられない味がする。
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人魚の住む海のある町が舞台。住職とその周辺の人々、女学生、結婚してしまう女友達、父子家庭の親子、海女だったお婆さんなど、人魚×人間の関わり合いを描いた作品です。出会えた喜び、別れの切なさ、それぞれが全部、1話の中にギュッと詰まってる。人魚というイメージが固定されたものを題材に、よくここまで話が膨らませることができるなあ、と感心。絵も語り口もあっさりしていて、読みやすい。
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小玉ユキさんの初めての単行本で人魚をテーマとした短編集です。初期の作品なので絵が多少拙いけれど、世界観はやはりしっかりと小玉ユキさん。どれも淡々としたお話ながらも切なさを感じます。
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光の海 (フラワーコミックス)
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「川面のファミリア」が好きだなぁ。
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コミック
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人魚が少し珍しいけど、日常にいる世界の短編集。
不思議な設定だけど、あまり違和感なく物語に入っていける。
穏やかな話が多く、読後感も良いです。
すごい濃い話とかではないので、以前読んだことがあったのに結構忘れてたので、また普通に楽しめました。 -
小玉ユキ、初単行本。人魚もの短編集。恋愛テーマだけれど、おばはん年代の私でも照れずに読めるような内容。さらっとしていて、甘ったるすぎないのが良い。「水の国の住人」のラストシーンがとても好きで、これを最後にもってきた編集力に乾杯。