- Amazon.co.jp ・マンガ (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091325150
作品紹介・あらすじ
大人気シリーズ「窮鼠は~」の完結編!!
妻と離婚した恭一(きょういち)。だが今ヶ瀬(いまがせ)との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。今ヶ瀬に抱かれることに慣らされてゆく日々。ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が2人の関係を大きく揺るがし始め…!?
デジタル少女まんが誌「モバフラ」で配信された、水城せとな大人気シリーズに、新作描きおろしを加えた完結編!!
●収録作品/憂鬱バタフライ/黒猫、あくびをする《―新作描きおろし―》/梟/俎上の鯉は二度跳ねる
【編集担当からのおすすめ情報】
何度も読みたくなる名作!BLが得意でないかたにも読んでほしいです!
感想・レビュー・書評
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妻と離婚した恭一。だが今ヶ瀬との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。
今ヶ瀬に抱かれることに慣らされてゆく日々。ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が2人の関係を大きく揺るがし始め…!?
デジタル少女まんが誌「モバフラ」で配信された、水城せとな大人気シリーズに、新作描きおろしを加えた完結編!!
今ヶ瀬との関係に溺れながらも、今ヶ瀬の気持ちに向き合うのを迷う恭一。
恭一から欲しい濃密な時間をもらいながらも、恭一の気持ちを信じきれない今ヶ瀬。
恭一を慕うたまきの想いに応える為、一度は今ヶ瀬を振るが、振り切れない恭一の葛藤がメインで描かれていて、今ヶ瀬が単に面倒くさい奴になっている嫌いはあるけど、若い情熱のまま相手を振り回していられない年頃に差し掛かるアラサーの男のラブストーリーとして読み応えがある完結編。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんというか、ホント切なかった。
今ヶ瀬の『好きすぎて好きすぎて狂いそうになる気持ち』とか、
恭一が静かに「好きだった」って振り返る所とか・・・
この数日前に、同じような状況の(いわゆる「ノンケ」な人が告白されてぐだぐだ悩むっていう)本を読んで、リアルすぎてすっきりしない気持ちでいたんだけれど(w)
こっちはぐだぐだ悩んでるんだけれど、ギリギリな所で『読み物の世界』にとどめてくれたので、
エンディングがあんな形だったのに気持よく読めました。 -
▼あらすじ
妻と離婚した恭一。だが今ヶ瀬との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。今ヶ瀬に抱かれることに慣らされいてゆく日々。
ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が二人の関係を大きく揺るがし始め…!?
ケータイ少女誌「モバフラ」で配信された水城せとな大人気シリーズ完結編!!
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「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編です。
内容は重くてシリアス。そしてかなりリアルです。
BLというにはキャラクターの生き様や考え方が余りにも生々しく、
映画にしても違和感がないくらい厚みのあるお話です。
だからこれはきっと"BL"というよりは"同性愛"に近い作品なんだと思う。
読んでいる最中はとにかくずっとハラハラしっぱなしでした。
どうなるの!?どうなるの!?ってページを捲る手が止まらなくて、
何度もテンションが上がったり下がったりを繰り返して…。
読み終わった後の脱力感と言ったらもう半端ないです。
暫く何も考えずにぼーっとしてしまうくらい作品にのめり込んでいました。
本当にジェットコースターみたいな漫画だと思います。
暗くて切なくて悲しくて。何処か仄暗いハッピーエンドに
モヤモヤしながらも実際、同性同士で付き合うって
こういうものなんだろうなと思える辺りがこの作品の凄いところだと思う。
是非、色んな方に手に取って読んでいただきたい作品の一つです。 -
エロ良い
映画とは違うエンドでこれもよい
大倉くんと成田凌で脳内再生される -
「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編・・・後日譚というよりは続編であろう。
自分を心底愛してくれるゲイ。
迷い揺れるノンケの心。
あ、勿論BLです。
一応、ストレートな男子目線で読むと、普通に女性エンドでみんな幸せでよかったと思ってしまうんだが、BL作品である以上・・・イケメン二人の結末が幸せな方がよいのであろう。
前作より、男の絡みが増量され、直接表現がお好みの層の需要に応える仕様。
男の純愛、受け入れる愛。
内容に関してあまり語っていないが、前作を突き進めた形。
喧嘩して愛を深める。
女性の影、男性の影。 -
『窮鼠はチーズの夢を見る』の続編。いったん話はまとまりましたが、やはり前作だけでは終われないところはあります。
常に周りに流され続ける男と強引でありながら不幸を選びがちな男。お互いへの思いやりがうまく伝わらず、やさしさのすれ違いが一緒にいることを困難にします。
難しい恋愛は、お互いが腹を括らないとどうにもならないものですが、その勇気を出せず、答えを見出せずに苦しみもがく二人。
ハッピーな読後感とは違う、ズシンとした読みごたえがあります。
愛とは、性とは、社会とは、と目の前に突き付けられて考えさせられるストーリー。
深く揺さぶられました。 -
絆され後、こっちが本編。
いつか捨てられるくらいならこちらから離れてしまえ、という、吠える犬的な気持ちよく解る。そんな自分でも追いかけて来てほしい、というのも。対する彼、この恋の最期を見届ける覚悟ができたなら本物だよね。もはやBLとかどうでもいい、深すぎる。 -
窮鼠から思っていたことだけど、どっちがタチでネコなんだ…両方か?今ヶ瀬さんの方がネコなのか?
双方とも現実にいたら確実に面倒なタイプだけど今ヶ瀬さんのような粘着質な人に愛されてみたいと思ってしまった -
水城さんの絵は線が細くて綺麗ねー
カラーも綺麗
これはなかなかのBL具合でわたし好みでした
長々続かなかったところも良い -
読了後こんなにどっと疲れが出るコミックってなかなかないと思う。
それくらい心理描写が巧みに描かれていて引き込まれる。
あの流され侍だった恭一がものすごく成長した。
きっと今ヶ瀬は3回目の言葉を言ってしまう気がするけど、ケンカしながらも仲良くずっと居てくれたらいいな。
書き下ろしの今ヶ瀬の表情見たらこっちまで笑顔になれた。今ヶ瀬よかったね!