レオくん (フラワーコミックスアルファ)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 192
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091325280

作品紹介・あらすじ

レオくんは2歳の雄猫。お隣のタツルくんが小学校に通うことになったら、自分も行ってみたくなって、ついにランドセルしょって念願の小学校入学!(「レオくんの小学1年生」)。さらには、映画スターをめざしたり、婚活をしたり…。猫だけど、猫だって、猫だから楽し~い、レオくんの毎日です。
●収録作品/レオくんの小学1年生/お外に出して/レオくんのお見合い/ヤマトちゃんの恋/レオくんのアシスタント/レオくんのグルメ日記/レオくんの映画スター/マルちゃんのスキヤキ/レオの写真日記だよ

感想・レビュー・書評

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  • 基本的には本物の猫ベース、ちょっと擬人化という感じ。

    萩尾望都の飼い猫がモデルなので、猫の姿がリアルでかなり可愛い。

    猫の習性ベースに、もし人間の子どもだったらこんなこというんだろうな、という話。
    各話のオチが、なんともほほえましくにんまりしてしまう。

  • 「とってもしあわせモトちゃん」路線かと思いきや、第1話が辛すぎて……。
    ネットで調べてみたら発達障害と関連付けてしまって辛い、という感想があった。
    そこまで思いが及んだわけではないkれど。
    しかしそれ以外の話ではあっけらかんとしていたり、そこまで辛くもなかったりして、不思議なシリーズ。



    レオくんは2歳の雄猫。お隣のタツルくんが小学校に通うことになったら、自分も行ってみたくなって、ついにランドセルしょって念願の小学校入学!(「レオくんの小学1年生」)。さらには、映画スターをめざしたり、婚活をしたり…。猫だけど、猫だって、猫だから楽し~い、レオくんの毎日です。

    1.レオくんの小学一年生 32p
    2.お外に出して 16p
    3.レオくんのお見合い 32p
    4.ヤマトちゃんの恋 16p
    5.レオくんのアシスタント 30p
    6.レオくんのグルメ日記 16p
    7.レオくんの映画スター 20p
    8.マルちゃんのスキヤキ 6p
    レオの写真日記だよ 6p

  • 「レオくん」のビジュアルのモデルは作者の飼い猫のレオ君。
    目の上側が一直線で、困ってないのに困り顔に見える<(; ^ ー^)。
    そんなレオ君が人間世界の様々なことに挑戦します。

    特に心に残ったのは、給食を食べてみたいために、小学校に通うことにしたレオ君。
    しかし・・・
    ・椅子に座っていなければいけない
    ・授業中に顔を洗ってはいけない
    ・しっぽをパタパタしてはいけない
    ・おしっこはお庭でしちゃいけない
    ・窓から出入りしちゃいけない
    ・お尻は舐めちゃいけない・・・等々
    猫のレオ君にはツライことばかり。
    でもこれを、ちょっと問題行動のある子供と考えると、四角四面になんでもいけない!じゃなくて、その人の特性を考えて接してあげることはできないのかなぁ・・・と。
    そういうことを自然に納得させてくれる話になってました。
    そして、最後の方の話に、それっきり学校に来なくなっちゃったレオ君のことを、「今度来たら、面倒見てあげるんだ、そしたら楽しいだろうなぁ」と思う女の子が登場するのもほっとします。

    さすが萩尾望都先生、押し付けがましくなく、ふわっと感じる作品でしたo(*^▽^*)o

  •  2歳のオス猫、レオくんが小学校にいったり、漫画家のアシスタントしたり、お見合いしたりする漫画。

     猫を擬人化する漫画は、今じゃさほど珍しいものではない。
     が、萩尾望都さまはやっぱり違う。

     レオくんを、時に擬人化し、時に猫そのものにしたりと、多分擬人化漫画に存在するであろうルールを軽く超越してしまっている。それは、読み手の価値観を揺さぶる。
     もし、レオくんのような同級生がいたらどうする?
     会社にレオくんのような同僚がいたらどうする?

     レオくんには「猫だから」という逃げ道がある。
     人間にはそれがない。だから、レオくんは猫以上には決してなれない。

     猫のほのぼのとした生活を描いているようで、奥に怖いものがあるように私は感じた。
     だからこそ一日だけレオくんの同級生だった、ヤマトちゃんの優しさや繊細さが心にしみる。レオくん主観でないこの1本をいれたところが、やっぱり萩尾望都のすごいところなんだと思う。

  • レオくん、可愛すぎる‼うちのたまにゃんこも、おしゃべりしてくれないかな⁈

  • わざとじゃないかと思うくらい気持ちの悪い漫画・・・・・・
    わざと? じゃない? いずれにしても救いがないほどに面白くない!
    ひとコマも面白くない漫画というのは、初めて読んだかもしれない、そんな記念の一冊です。

    猫に子どもが欲しい! と迫る人間とか、怖すぎる。

  • うお。今度は猫マンガですか。しかも、かなり奇妙な味の。でも、アンコとかラーメンとか猫はあんまり食べちゃいけないんじゃないのかなあ…。

  • 萩尾望都先生も猫を飼っていたんですね。タマ姫、マイちゃん、レオくん。完全擬人化の「綿の国星」とエッセイ漫画の「グーグーだって猫である」の中間くらいかな、と思いながら読んでいたら、グーグーの話が出てきて驚いた。「レオくんのアシスタント」で描いた車が傑作過ぎて当分忘れられそうにありません。

  • レオくんかわいいなあ!

  • 萩尾望都の作品だと思って読むとガッカリする人が多いと思われる。

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著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2022年 『百億の昼と千億の夜 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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