- Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091331366
作品紹介・あらすじ
江戸時代後期、幕府唯一公認の遊廓だった吉原。
小見世・山田屋の遊女・朝霧は、美形の職人・半次郎と出会い、生まれて初めて恋をする。
しかし、ふたりの再会は、遊女と客としてだった――
女性らしく鮮やかな官能描写が話題を集めた同名小説を、斉木久美子が瑞々しいタッチで完全ビジュアル化。
遊女たちの切なくも華麗な恋物語が幕を開ける!
感想・レビュー・書評
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1巻
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苦界に沈む吉原遊女達の切ない恋。誰に抱かれようとも心は一人だけのもの。そう信じなければ生きていけない。
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登場人物がどこかでみんな繋がっている
花魁の世界で切ない恋愛 -
叶わぬ恋
その方が、見ているぶんには、美しい
痺れたね。
いまの私達は幸せだと思えた -
遊郭の様子をうかがえて、興味心に浸透して、楽しめた1冊でした。ただ、序盤のうちは、詠みづらさを感じて少し不安に思いました。(コマわりなどわかりにくい、誰にスポットをあてたいのかよくわからず落ち着かない。→個人に集中してスポットがあたるようになってから一気に話に入りこめたので安心しました)全体的にも顔の見分けも難しかったです。 絡みのシーンなど、お色気具合のバランスはとても好ましく思いました。(思ったよりも色気があってちょっとドキドキするくらいでした)
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江戸時代後期、幕府唯一公認の遊廓だった吉原。遊女の朝霧は、美形の職人である半次郎と出会い、生まれて初めて恋をする。しかし、ふたりの再会は、遊女と客としてだった。そして、朝霧と半次郎は、悲劇の舞台へと落ちていく。
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本当に感動した。
朝霧さんの思いと半次郎の思いが一つになったと思ったら現実そんなに甘くないんだねT_T
幸せであれる方法に気づかなければこんなに苦しまずに済んだのに…っていう発言が心に沁みた。
当時、こんな思いをして過ごした人は何人もいるんだろうな。 -
1巻、朝霧のエピソードが主体。
遊郭ものでは定番の(?)悲恋ですが、そこがいい。
2巻どうしようかなー。 -
小説を読み終えたらこちらも絶対に読もうと思い、一緒に購入していました。
読み始めは、やはり小説の余韻や自分の中のイメージが出来上がってしまっているせいもあり、入り込むのに若干の抵抗がありました。しかし、やはり視覚イメージとして飛び込んでくる登場人物の動きや表情等の細かい描写は漫画ならではで、展開を知っているからこそ世界観に広がりを持って読むことが出来ました(そしてまたしても涙腺の弱さを痛感したのでした)
個人的には原作を読んでから漫画を読んで頂きたいかなあ。もしくはこちらを読んだ事があり小説は未読の方には、ぜひ小説も読んで頂きたいです。それぞれから受ける印象がまた一味違って面白いと思います。
※以下ネタバレ有り↓
第一部 花宵道中
やはり漫画なので冒頭から小説とは異なりますね。個人的には八津が好きなので出番が多くて嬉しい。それにしても、半次郎が格好良過ぎです。素敵です。あんな色男に助けてもらったらそりゃあ恋に落ちるのも仕方のないことですよ。しかし念願成就、十六夜の花散る中で道中する場面には思わず目から涙が。半次郎が切なそうに眩しそうに見つめる姿もとても良かったです。其の後を知るだけに二人の儚い幸せが切なくて。あの世で朝霧は無事に半次郎の元へ行けたのだろうか。きっと一緒になれると信じてあの仕掛けを羽織って身投げしたのでしょうから、そう信じてあげたい。
第二部 薄羽蜉蝣
茜の緑へ対する嫉妬心が、読んでいてあまり良い気分にはさせられないのだけれど、それが逆に人間らしさだったり茜の正直さだったり魅力なんだろうと思う。あれだけ女が生きている狭い世界で、嫉妬しないなんて方が不健全だ。小説でもそうだけれど、好きな男がいると告げた茜を三津がひっぱたくシーン。とても好きです。三津の八津への想いが感じられて凄く良い。それにしても、半次郎に続き平左も格好良い、素敵過ぎる。斉木氏の描く男性キャラは凄く素敵だなぁ。女性は可愛いし、横を向いた時の首のラインが好きです。 -
モルヒネをどこかで立ち読みした時から絵柄が好きだったので購入。相変わらず綺麗な絵柄ですが、原作読んでないと誰が誰やら。各話の登場人物がリンクするし、皆花魁だから難しいんでしょうね。軽く読み返したい時は漫画、がっつり浸りたい時は文庫を読むようにしてます。