子爵ヴァルモン〜危険な関係〜 2 (フラワーコミックスα)

  • 小学館
3.46
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本棚登録 : 75
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091341174

作品紹介・あらすじ

古典小説×少女まんが=奇跡のコラボ!

パリ社交界のスキャンダルを描いたラクロの古典的名作『危険な関係』を、
この作品をこよなく愛する、さいとうちほが独自の解釈で完全コミカライズ!

「愛して、征服して、捨て去ること」

それは稀代のプレイボーイ、トリスタン・ド・ヴァルモン子爵にとって、
自由を唯一の友とする放蕩者(リベルタン)としての最高のプライド。

そんな彼の甘い罠の標的となったのは、
清純な美少女セシル、敬虔なトゥールベル法院長夫人、
そして盟友でもあるメルトイユ公爵夫人という、
年齢もタイプも異なる3人の女性たちだった。

しかしこの危険なゲームは、次第に彼自身にもその刃を向け始め…?
はたしてゲームの勝者は? そして真の勝利とは…?

男と女。愛と自由。欲望と純愛。
現代にも通じる普遍的なテーマが、新たな息吹とともに鮮やかに甦る!

感想・レビュー・書評

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  • 「危険な情事」のコミック化第2巻。手紙のやり取りがメインだと漫画としての醍醐味が少し薄れるけど、美麗なコスチュームと背景を堪能。

  • 美しい

  • この本、読むことができて本当によかったと思った作品。
    題名が子爵ヴァルモンだけれど、1巻ではセシルの純粋さで完全に主人公はセシルだとばかり思い読んでおりました。
    その結果、完全に騙されました。
    主人公はヴァルモン。タイトルにちゃんと書かれていたのになぜ信じなかったのだろうかと。
    あとは読んでいてセシルがあまりにも箱入り娘なところにイラッと…来るはずなのに、この作品ではそういうことも感じさせないくらいに次々と起こる出来事に魅せられました。
    そういうのを含めていえば、この作品の一番の被害者はダンスニーなのか。
    それでも彼を被害者とは見ることができないです。
    とにかく一番子どもで踊らされていたのはヴァルモンなのでしょうね。踊らせていたつもりが溺れていた彼。
    数多くの女性を虜にし、捨ててきた彼の本当の恋。
    素敵な作品でした。原作も読んでみたい。

  • ヴァルモンとメルトゥイユの恋の行方?

  • 前巻からかなり間が開いたので、あらすじをさっぱり覚えてなくて残念。真ん中くらいまで読んで、やっとあらすじを思い出した感じです。

    プレイボーイのヴァルモンとトゥールベル夫人の関係は、最後にはミイラ盗りがミイラになるっていう状態で、せっかく魂がつながったかに思えたのに、メルトイユ侯爵夫人の讒言に惑わされてしまって、メルトイユをこっぴどくふり、それに後悔しちゃってます。

    ラファエルもセシルを愛しているはずなのに、メルトイユとも関係をもっちゃうし、セシルはヴァルモンの子を身籠もるし、この二人はヴァルモンやメルトイユがいなければ幸せになったと思うと、かわいそうな感じがしました。

    最後はヴァルモンは覚悟の上での死を選んだように見え、他人の人生をめちゃくちゃにしてきたメルトイユも結局は自業自得な最期を迎えた感じで、展開は意外でしたけど、きれいに終わっているように思います。

    また1巻から読んでみたいかもって思いました。

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