天は赤い河のほとりファンブック (フラワーコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 265
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091357823

感想・レビュー・書評

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  • 少女漫画でこのタイプの
    ファンブックは珍しい気がしますね。
    キャラクター紹介や見どころ
    歴史的な解説まで。

    本編の余韻にひたっているうちに
    楽しめてよかったです。

  • 天(そら)は赤い河のほとり、全28巻+イシュタル文書(ファンブック)読了いたしました。

    普通の日本の中学生だった夕梨は、我が子をなんとしても帝位につけたい皇妃ナディアの魔力により、古代ヒッタイト帝国に連れてこられてしまう。
    命を狙われる夕梨を助けたのは、カイル皇子だった。
    執拗に夕梨の命を狙う皇妃、いつしか愛し合う夕梨とカイル皇子。
    でも夕梨は日本に還らなくてはならない……。

    いやあ、こんなにハマるとは思いませんでした。
    たまたま「王家の紋章」って今どうなっているんだろうと調べてみたときに、「最初はパクリだと思ったけど、ただずるずる同じことの繰り返しで続いている『王家の紋章』より、ずっとおもしろい」として書かれていたのがこの「天は赤い河のほとり」でした。
    ふーん、じゃちょっと読んでみるか、と読み始めたらこれがおもしろい!
    もうとまらなくて一気に読んでしまいました。
    夕梨はあり得ないくらいの能力を発揮するし、カイル皇子はあり得ないくらい賢明でかっこいいし、側近たちもまた然り。
    泣いたり胸が痛かったり、切なかったり愛しかったり、すっかり入り込んでしまいました。
    読み終わってしまったのが寂しくてしかたありません。
    この記事に載せている画像などは、イシュタル文書というファンブックのもの。
    登場人物や歴史などの解説本のようなものですが、ファンにはたまらない一冊です。

    いい歳して「カイル皇子(はぁと)」とか言ってポーっとしていたのは私ですが何か(笑)?

  • この方のお話はすごいとしか言えません。闇のパープルアイとか色々面白いのを発表してるけど、私はコレがおすすめ^^

  • 番外編が収録されています。これ読んだ後、また本編を読み返しちゃいました。

  • まとめ本というか攻略本的な立ち位置かな。

    夕梨の妹・詠美と日本での彼氏・氷室くんがちらっと登場。よかった。ふふ。

  • フラワーコミックスの全28巻。ファンブックはそこそこに。読み終わり!
    前にも読んだことあったけど、久々に読み直しても面白かった。
    宝塚が舞台化してた気がして、見たいような、見るのが怖いような。

    カイルもラムセスもイケメンで、主人公のユーリは頑張りやさんで、敵のナキア妃もウセルもずる賢くて。
    最終巻の28巻にラスト1話と番外編なんだけど、キックリはともかく、オロンテス恋歌はちょっと、蛇足のような。

    ファンブックに表紙だったりが少し載ってるんだけど7巻表紙はこっちの色味の方が好き。コミックスのほうが南国みたいな、池っぽさはあるけれど。

  • 「天は赤い河のほとり FAN BOOK」篠原千絵著、小学館、2002.08.20
    273p ¥580 C9979 (2018.08.12読了)(2002.09.25/2刷)
    副題「イシュタル文書」
    シリア・ヨルダンとエジプトに行ったことはあります。トルコは行ってみたことはありませんが、行ってみたい国です。
    「天は赤い河のほとり」は、エジプト旅行のあとに読み始め、読み終わった後にこの本も購入したのですが、漫画のように気楽に読める感じではなかったので、積読になっていました。ここ数年、漫画をあまり読んでおらず、今年の6月ぐらいから再び漫画をせっせと読み始めたので、ついでに読んでしまうことにしました。
    日本にはあまりなじみのない古代の中東を舞台にしてくりひろげる物語は、面白かったなあと振り返りました。「王家の紋章」も同じ舞台ですが、こっちはまだ終わりませんね。
    エジプトに行くと、ラムセス二世の像があちこちにあり、ヒッタイトとのカディシュの戦いで勝利したということを宣伝していますが、実際は、引き分けまたは、敗戦ではないかと言われています。「天は赤い河のほとり」でもこの戦いが出てきますので、興味深く読みました。
    「第4章オリエント博物記」は、「天は赤い河のほとり」を構想するきっかけについて書いてあります。1987年にイランへ行きたかったけど、戦争で入るのが難しい時期だったので、イランに近くて入りやすい国だったトルコに行き先を変更した。トルコツアーで一番日程の長いのを選んだらその旅程のなかにハットゥサが入っていてそこにはまって「その年の内に最終回の見開きのセリフができあがっていた」ということです。
    1993年には、シリアに行ってヒッタイト関連の取材を行い、1995年に「天は赤い河のほとり」の連載が始まりました。連載を書きながら、再度トルコやエジプトの取材を行い2002年に連載終了となりました。

    【目次】
    篠原千絵自選イラストギャラリー
    特別編描き下ろし漫画
    第1章 オリエント人物記
    人物記1 オリエントの暁星
    人物記2 暁星に仕えし者たち
    人物記3 皇族の皆さま
    人物記4 同盟諸国の方々
    第2章 アナトリア戦記
    第3章 国家、都市見聞記
    ヒッタイト帝国
    エジプト王国
    同盟国・独立都市
    第4章 オリエント博物記
    用語辞典
    オリエント雑記1~15

    ☆関連図書(既読)
    「天は赤い河のほとり(1)」篠原千絵著、小学館、1995.06.20
    「埋もれた古代帝国」大村幸弘著、日本交通公社、1978.04.01
    「鉄を生みだした帝国」大村幸弘著、NHKブックス、1981.05.20
    「古代アナトリアの遺産」立田洋司著、近藤出版社、1977.01.10
    「太陽の王 ラムセス1」クリスチャン・ジャック著・鳥取絹子訳、青山出版社、1996.11.05
    「太陽の王 ラムセス2大神殿」同上・山田浩之訳、青山出版社、1997.01.25
    「太陽の王 ラムセス3カデシュの戦い」同上・山田浩之訳、青山出版社、1997.04.10
    「太陽の王 ラムセス4アブ・シンベルの王妃」同上・山田浩之訳、青山出版社、1997.06.10
    「太陽の王 ラムセス5アカシアの樹の下で」同上・山田浩之訳、青山出版社、1997.07.25
    「ファラオの墓(1)~(8)」竹宮惠子著、小学館、1975.07.01~1976.09.05
    「王家の紋章(1)~(53)」細川智栄子著、秋田書店、1977.02.25~2008.07.15
    「アトンの娘(1)」里中満智子著、小学館、1994.02.20
    「アトンの娘(2)」里中満智子著、小学館、1994.04.20
    「アトンの娘(3)」里中満智子著、小学館、1994.11.20
    「ツタンカーメン(1)」山岸涼子著、潮出版社、1997.07.25
    「ツタンカーメン(2)」山岸涼子著、潮出版社、1997.07.25
    「ツタンカーメン(3)」山岸涼子著、潮出版社、1997.09.30
    「ツタンカーメン(4)」山岸涼子著、潮出版社、1997.09.30
    (2018年8月12日・記)
    商品の説明 (amazon)
    篠原千絵かきおろし特別編ほか、カラーイラスト集、キャラクターガイド、作者インタビューなど、“天河”の全てが分かる永久保存版です!

    登録情報
    コミック: 274ページ
    出版社: 小学館 (2002/7/26)

  • 「天は赤い河のほとり」の、完全ガイド的な一冊。収録されている短編作品は本編ファンなら必見の価値ありで、懐かしいような恥ずかしいような、嬉しいような気持ちになります。

  • カイル最高!

  • どっかのネカフェで読んだ覚えがある。
    漫画を全部読み終わってからだったから結構懐かしかった。

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著者プロフィール

漫画家

「2022年 『ヒッタイトに魅せられて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

篠原千絵の作品

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